高校中退、公務員不合格を経験した24歳既卒女性。民間企業に就職するまでの就活記

高校中退、公務員不合格を経験した24歳既卒女性。民間企業に就職するまでの就活記

2015年に大学を卒業したSさん(24歳・女性)は、学生時代から公務員を目指していました。塾講師のアルバイトをする中で、母子家庭の子の支援をしたいと考えはじめ、勉強に励みます。

しかし筆記試験で通過するも、面接で不合格。卒業後も受験しましたが落ちてしまい、これ以上の挑戦は難しいと判断しました。そこでSさんは民間企業への就職活動に切り替え、当社へ登録。今回はSさんが内定をいただくまでの就活体験記をご紹介します。

既卒Sさんの就活における“懸念点”とは

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Sさんは就職活動をするにあたり、「少なくとも3年続けられる会社を選ぶこと」を重視していました。既卒で社会人経験がないことに危機感があり、今後を考え正社員として経験を積むこと、早期離職しないことはSさんにとって最優先事項だったのです。

Sさんは、ウズウズカレッジのエンジニアコースに入校してくださいました。当初は見学の気分で来てくださったため、「このままエンジニアになっていいのかな?」という迷いがあったようです。しかし「どんな仕事なら確実に3年頑張れるか?」という視点で考え、色んな人に相談した結果、エンジニアであれば多くの技術を積めると判断し、就職活動を本格的にスタートしてくださいました。

そんなSさんには、就職活動において2つの“懸念点”がありました。

懸念点その1:高校中退を経験していること

Sさんは、高校を中退しています。ただ厳密にいうと、高校を中退した後に大検を受け、大学進学もしているため最終学歴は「大卒」です。そのため「高校を中退しているから」といって、選考が不利になるわけではありません。

しかし、『高校中退』は人事にとっては割と大きな懸念事項なので、そのことを応募者がどのように捉えて説明するのかがポイントとなります。Sさんも、高校中退の理由や経歴を過去のことだと割り切って、どのように話せるかが課題でした。

懸念点その2:公務員志望から民間へ方向転換していること

公務員志望から民間就職を志望したことも課題のひとつでした。Sさんは「母子家庭の支援ができたら」という強い考えを持って公務員を志望していたので、以下に対する答えを、面接官に説明する必要がありました。

  • なぜ民間就職に切り替えようと思ったのか
  • 公務員に未練はないのか
  • 民間を志望した場合、本来Sさんがやりたいことと違ってしまうのではないか

もちろんなんとなくで公務員を目指していたわけではないので、民間就職への切り替えを説明するのはSさんにとって難しいことでした。

高校中退、既卒、公務員不合格、民間企業への切り替えetc……想定質問への受け答えを万全に

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面接に向けて、Sさんとは何度も何度も事前準備と対策を行いました。高校を中退していることや、民間就職へ方向転換した理由について、いかに「自然に」話せるかがSさんの課題でした。既卒生の就職活動は、とてもスピード感があります。企業にエントリーした後に面接対策をしていては間に合わないので、Sさんは、いつ面接をしてもいいように、受け答えの完成度を上げることを意識していました。

具体的には質問をリスト化し、回答に対し担当のカウンセラーからOKが出て、自分も暗記できたらチェックをつけていくというもの。この流れで、すべての質問に答えられるようにしていったのです。ほかには、なるべく面接対策で正直に話し、面接本番で使用できる内容とそうではないものに振り分けていきました。

Sさんはしっかり事前準備をしてくださるので、「こう聞かれたらこのように答える」という台本をしっかりつくってくださる方でした。しかし、それがかえって「あらかじめ用意した回答」になってしまい、不自然な答え方になっていたのです。「まずは正直になることを意識してください」とアドバイスするとともに、自然な回答の感覚を掴むまで、何回も対策を行いました。

「その答え方をしたら、人事はこう感じますよ」と、Sさんの受け答えに対する印象を何度も伝えていく中で、話し方を習得してくれたように思います。しっかり準備をするSさんだったので、課題を克服してからは、トントン拍子に選考が進んでいきました。Sさんの評価は高く、通常は面接が2回必要な企業でしたが、なんと一度の面接のみで内定を獲得したのです!

公務員不合格→民間企業への就職成功!既卒Sさんのカウンセリングを終えて

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真面目で熱心なSさんは、基本的に無遅刻・無欠席でウズウズカレッジに参加してくださいました。既卒の就活は孤独になりがちですが、ウズウズカレッジで先輩や仲間と協力・相談することで、楽しく就職活動の期間を過ごすことができたようです。さらに、ウズウズカレッジに通い、働いた場合の生活サイクルを疑似体験することで、社会人として働くイメージを持つこともできたそうです。

就職先が決まったとき、「長澤さんには非常にお世話になりました。面接対策では厳しい言葉をいただきましたが、その分、褒められると達成感がありました。とてもきめ細やかな対策をしてくださったので、本番も自信を持って臨めたと思います!ありがとうございました」と言っていただきました。

非常に真面目で、事前準備の質が高いSさんの努力は素晴らしいなと感心していました。ぜひ自分の長所を今後も活かし、仕事を楽しんでくださいね。応援しています!

Saki Nagasawa

埼玉県出身で五人兄弟の長女。元既卒。新卒時代、新聞記者を目指し就職活動を行うも見事に失敗。その後、ビジネスモデルや理念に共感しUZUZに入社。主にキャリアカウンセリングと営業を担当。日々、就業者の悩みや企業の人事担当の課題に耳を傾け、双方に価値提供できるよう尽力している。