高校中退に大学中退。2度の『中退』を経験した25歳・既卒フリーターの就活やいかに!?

高校中退に大学中退。2度の『中退』を経験した25歳・既卒フリーターの就活やいかに!?

今回ご紹介するSさんは福島県在住の既卒フリーターでした。漠然と「正社員として就業したい」と思っていましたが、就職活動の仕方が全くわからず、どのようにどんな企業を受けたら良いのか悩んでいたそうです。

既卒の就活についていろいろ調べていた際、UZUZを見つけて登録してくださいました。遠方であったため、SさんとはSkypeを使ったカウンセリングでお会いしました。どことなく元気がなく弱腰な第一印象のSさんでしたが、大変謙虚で礼儀の正しい受け答えをされる方だなと感じました。偶然にも私と地元が同じだったこともあり、福島弁のトーンで話せたのでお話しやすかったです。

高校中退、高専編入、そして大学中退。Sさんに何があったのか?

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Sさんは、複雑な経歴をお持ちの方でした。高校を中退後に高専へ進み、さらに大学へ編入されましたが、こちらも2016年に中退。その後さらに一年以上の空白期間があり、経歴としては大変不利でいらっしゃいました。諸々の理由はあれど、履歴書一枚に記入するとなかなかのインパクトです。

高校の中退理由は、学業と部活動の両立ができず、勉強についていくことができなくなったためでした。加えて当時は「勉強よりも社会人として働いていくべきではないのか」と考えていたので、より就職に強いとされていた高専への進学を決めたそうです。

その後高専では、深い専門知識を身につけるために電気工学学科に進まれ、電子・電気回路についての学業にのめり込んでいきました。就職に有利になるための進学であったはずが、ご自身が想像していた以上に勉強が楽しくなってしまったそうです。「もっとこの分野について学びたい」と考え直すようになり、編入枠のあった大学へ進まれました。

大学では、授業自体には意欲的に取り組んでいたものの、あまり興味がない分野の課題の提出に苦戦し、最終的に中退してしまいます。なんとか周囲に追いつこうと努力されましたが、週6日の授業に出席して単位取得をできなかったのは、Sさんの甘さがあったと思います。

2016年3月以降は実家に戻り、お金を入れるためにフリーターとして働く日々を送られていました。アルバイトにやりがいを感じていたものの、将来に対する不安な気持ちは大きくなっていくばかり。ご自身の経歴にコンプレックスを抱き、正社員として働くことで自分を変えるために就職活動を開始します。

既卒から機械エンジニアを目指し、面談を重ねる中で弱点を克服

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中退こそしてしまったものの、高専や大学で学んでいた電子・電気回路についての専門的な分野に関しては、面白みを感じていたSさん。しかしその経歴のために自分に自信を持つことができず、「もしこの分野で就業できたら嬉しいけれど、既卒・未経験という自分が挑戦できるのか?」と、後ろ向きになってしまっていました。

そこでSさんに対して私が一番にお伝えしたのは「これまでの失敗や自信のなさを克服するためには、憧れや思いつきといった表面だけで就業を目指してしまうことはやめて、しっかりと将来像を定めて進んでいこう」ということでした。

そうすることによって、就業後に何か辛いことがあったり、これまでと同じようなケースに遭遇してしまっても、もうSさん自身が逃げ出すこともありません。さらに粘り強く頑張ることで、企業側からの信頼も獲得していくことができます。

求人数は決して多くありませんが、Sさんには未経験から挑戦できる機械エンジニア職の求人をご紹介しました。そしてその職で身につけられるスキルから、Sさんが将来どういったキャリアを歩んでいけるのかを、一緒に考えていきました。「自分には本当に後がない」と思っているからこそ、精一杯エンジニアとしてスキルを磨いていき、Sさんの市場価値を高めていくことを就活の軸に定めたのです。

面接対策は、Skypeで行っていきました。練習では一つひとつの質問の受け答えで悪かった点をどのように良くしていくか、Sさんと一緒に考えました。受け答えの練り直しを重ねていくと、Sさんは将来像をしっかりアウトプットできるように。元気がなく弱腰な印象でいらしたSさんが、めきめきと変身していきました。

「自分を変えたい」「仕事を通して成長したい」という気持ちが、将来像を明確にすることによってSさん自身に納得感を与えていったのだと思います。自信を持って将来の目標を掲げられるようになったSさんは、見事第一志望の企業から内定を獲得されました!

中退、既卒フリーターを乗り越えた内定!ここからが“自分のスタート”

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内定を伝えた際の第一声が、内定を獲得されたことへの喜びや安心の一言ではなく、「ここからが自分のスタートなので、安心せずに頑張ります」だったことには、とても感心しました。経歴を見ると他の方よりは不利であり、かつ就職活動も行ったことがないSさんは、当初不安で一杯だったようです。しかしお会いした初回の面談から、本当にたくましく成長されたと思います。

また、内定をいただいた後、「面接の対策を一緒に考えてくださったおかげで、働きながら無理なく就活を進めることができました。大平さんがいなければ、絶対に内定をいただくことはできませんでした!未経験でネガティブに考えがちな僕に対して、最後まで親身になったくれたこと、本当に感謝しています。これから就職先で、一人前のエンジニアに成長できるよう頑張ります!」とも言ってくださいました。

この先さらに成長を重ねていくSさんに、いつかSkypeやお電話ではなく直接お会いしてみたいなと思います。入社へ向けて福島から四日市へお引越しされるSさんには、仕事でもプライベートでも、新しいことがどんどん待ち受けているでしょう。心から応援していますので、頑張ってくださいね!

Yukiko Ohira
Yukiko Ohira

福島県出身。元第二新卒。大学卒業後イタリアのファッションブランドに入社し、接客販売・顧客管理・在庫管理・マーチャンダイジング・スタッフ教育の経験を積む。仕事の幅を広げるため、2016年にUZUZへ転職。現在はキャリアカウンセラーとして求職者のサポートを行っている。