空白期間ゼロの新卒で内定獲得!留年を経験し人生の迷子になりかけた23歳の就職活動記

空白期間ゼロの新卒で内定獲得!留年を経験し人生の迷子になりかけた23歳の就職活動記

Aさん(23歳・男性)とお会いしたのは2017年の2月。2017年3月に卒業予定の方でした。通常ですと新卒での就職活動を終え、卒業旅行などを楽しんでいる時期かと思います。AさんがUZUZに登録してくださったのは、新卒時の就職活動が上手くいかず、自分の進路が決まっていなかったためでした。初めてカウンセリングでお話したときは、「本当にやりたいことが分からず、将来が不安」と言っており、人生に対して迷っていらっしゃいました。

そんなAさんが自分と向き合い、卒業ギリギリで内定をつかみ取るまでの軌跡をご紹介します。

社会で働くイメージがつかず、迷走した学生生活

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Aさんは非常に丁寧な言葉遣いをされますし、常に相手を思いやったコミュニケーションもとれます。地頭も良く、非常に優秀な方でした。新卒の就職活動でも、順調に選考に進み、内定を取れる方でしょう。就職活動が上手くいかないというよりは、Aさんは「何を仕事にするべきか悩み過ぎて、時期を逃してしまった」という印象でした。

Aさんの将来に対する迷いは、大学3年生の時から始まっています。新卒の就職活動がスタートする中で、Aさんも就職活動を始めてみたのですが、周囲についていけなかったようです。説明会など参加してみるものの、ピンとくるような仕事がなく、むしろサラリーマンとして働くことにマイナスなイメージを持っていました。

そんな中、FXや株で生活費を稼いでいる先輩がおり、組織に所属しない働き方もあることを知ったAさん。先輩が親切だったこともあり、株や投資について教えてもらう時期もありました。このころ「1人で稼ぐという選択肢もありなのかな〜」と考えたそうです。

ただ、最終的に自分のやりたいこととは違うと考え、改めて今後を考えなければいけなくなりました。いよいよAさんは自分の進む道に迷ってしまいます。その影響で授業に出席することもままならず、留年してしまいました。

その後、周囲の友人と就職活動の時期がズレてしまい、就職活動自体もうまくできなくなってしまいます。就職エージェントに相談に行くなど行動も起こしていましたが、自分の中で進路について、なかなかな決断を下せなかったのです。

「自分のやりたいこと」が見つからないのは、珍しいことではない

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Aさんのような悩みは、多くの人が持っているかと思います。「自分のやりたいこと」「向いていること」「やるべきこと」を新卒の就職活動時に見つけることができる方は、少ないのかもしれません。

自分は将来、絶対この仕事がしたくて、そのためにこの大学に進学してこの分野の勉強をして…と考える方ももちろんいますが、かなり少数だと思います。「自分のやりたいこと、向いていることが分からない」という方には、カウンセリングをする中で多く出会います。

方向性が決まれば割とスムーズに就職活動が進むのですが、中には迷ってしまい、なかなか決められない方もいます。厳しい言い方ですが「何が向いているか分からない」ということを理由に「そもそも働くこと」から目を背けているな、という方もいらっしゃいます。

ただ、Aさんはご自身で「このまま自分探しをしていてもしょうがない」「まずは働いて自立してみないことには分かるものも分からない」とおっしゃっていました。Aさんは既に「働く覚悟」を持っていたのです。私は既卒となったAさんが選択できる職種や業界、キャリアについてお話し、どの選択がAさんにとって最善かを一緒に話していきました。

「プロジェクトリーダーになる」という目標を持つ

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Aさんの「周囲に気を遣う力」は、就職活動の時から既に発揮されていました。同じ境遇で就職活動を行なう方と積極的に情報を交換したり、励まし合ったりしていたのです。そんなAさんに元気づけられて、周りの方も明るく就職活動をしている様子が伺え、非常に頼もしく思いました。

Aさんは営業職なども検討しておりましたが、最終的には技術職を選択。コツコツと知識を吸収することが得意であり、また仲間思いだったAさんは、チームで動く仕事においてパフォーマンスを発揮すると考えたためです。卒業する直前に、Aさんは無事に内定をいただきました。

内定を獲得したポイントとしては、ずばりAさん自身の意思決定によるものだと思います。もともとコミュニケーション能力も高く、処理能力も高い方でしたので、面接での受け答えに関しては心配していませんでした。ただAさんは周囲に気を遣うことができるあまり、考え過ぎてしまう点があり、そこが就職活動における課題でした。

1ミリでも迷いがあり「進路はこれで良いのかな」と、自分でも納得していない状態で面接に進んでしまうと、取れる内定も勝ち取れません。また内定獲得のため、という話だけではなく、入社後の長いキャリア生活の中で、「これで良いのかな」という思いを抱えたまま仕事をこなさなければいけなくなるでしょう。それでは良い結果も成績も残せないですし、自分自身が苦しくなってしまいます。

Aさんは面接対策の中で「自分の3年後の目標はプロジェクトマネジメントをこなせるリーダーになることで、そのためには知識をいち早く吸収し、現場経験を積めるよう努力する」と、自分のキャリアの方向性を明確にしていました。過去のご自身の経験に沿って納得感を持って話すこともできました。

その気持ちが面接官にも伝わり、エンジニアとして内定を獲得!就職活動を進める中で、本人の声や表情に自信や納得感が出てきたことが素晴らしいなと、Aさんを横で見ながら思っていました。

カウンセリングを終えて

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Aさん、常に周囲に気を遣い丁寧な言葉使いをされており、私もAさんの姿勢には学ぶことが多くありました。なんだかんだ言っても、大学を卒業するタイミングで仕事を得た(つまり既卒期間がほぼなかった)Aさん。これから色々と迷う部分もあるかと思いますが、その優秀な頭脳をフルに使って、成長し続けていってくださいね!!これからも応援しています!

Saki Nagasawa

埼玉県出身で五人兄弟の長女。元既卒。新卒時代、新聞記者を目指し就職活動を行うも見事に失敗。その後、ビジネスモデルや理念に共感しUZUZに入社。主にキャリアカウンセリングと営業を担当。日々、就業者の悩みや企業の人事担当の課題に耳を傾け、双方に価値提供できるよう尽力している。