留年&休学のブランクを抱えた26歳既卒。彼女が見事就職に成功するまでの道のりとは

留年&休学のブランクを抱えた26歳既卒。彼女が見事就職に成功するまでの道のりとは

2017年の3月、私はMさん(26歳・女性)と出会いました。この年に卒業したため厳密にはまだ学生でしたが、留年と休学を経験していたために、Mさんは他の新卒生と比べて3年のハンデがありました。就職活動において、留年や休学は理由によっては不利になる場合があります。そのため私は心して、Mさんとの面談にのぞみました。

「面接が苦手」という致命的な弱点

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自己主張せず、とても大人しい。それが、Mさんに対して私が感じた第一印象でした。ガツガツと自己アピールを面接官に行う就活生とは、対極のイメージです。「就職活動が苦手」「面接がイヤ」という意識が、Mさんの全身から伝わってきました。

ただ彼女はとても良い方で、「素直」「勉強ができる」「淡々と努力をする」タイプでした。その性格のために、レベルの高い研究結果を要求するゼミに時間をかけてしまいます。真面目な彼女は課題提出に追われ、他の授業をおろそかにしてしまったのです。

単位取得や卒論を優先した結果、Mさんは卒業間際まで就職活動を先延ばしにしてしまいました。このため、留年という結果につながってしまいます。

Mさんの課題はズバリ「自己主張が苦手」なところでした。面接対策を行なった際も、自己紹介すら自信をもって話せなかったのです。練習中に「本当に無理です…」とMさんはつぶやき、ただ時間だけが過ぎてゆきました…。しかしMさんには、「素直さ」「頭の良さ」という強みがあります。そこで私は、かしこまった「面接でのコミュニケーション力」よりも、勉強面や研修態度を評価してくれる会社を紹介しました。

「面接対策をしてもらえませんか?」

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私がMさんに紹介したのは、ITエンジニアを募集している会社です。Mさんはいつも、悩み過ぎてはじめの一歩を踏み出すのが苦手らしいのですが、説明会を紹介すると、すぐに「参加します」という返事が返ってきました。留年&休学により、「他の人から遅れている時間を取り戻したい」という気持ちが強かったようです。機敏に行動するようになったMさんは、「努力が成果に繋がりやすい仕事に就きたい」という想いを持って選考に挑みました。

その会社の選考方法は、他企業とは少し変わったものでした。応募者は簡単な面談を経た後に、社内技術研修に参加(2週間〜1カ月)。その後に受けるテストでの点数と、研修参加態度で内定を判断します。その選考方法は、Mさんにとって「自分の肌感覚に合う会社かどうか判断できる」というメリットがありました。

驚くことに、Mさんは研修を通してみるみると変わっていきました。以前は「面接対策、やらなきゃいけませんか…??」と、少し信じられない(笑)ような発言をしていましたが、研修に参加した同期と勉強を教え合ったり、私の連絡に対する返信が早くなったり、非常に前向きな発言が増えてきたのです。

研修終盤には、「実はお願いがあるのですが…明日、(Mさんが選考中企業の)人事担当の方との面談があります。ちゃんと受け答えできるのか不安なので、対策をお願いできませんか?」と、自分から言ってくださいました。

面談の話の内容うんぬんよりも、その「自分から発言の質を良くしようとする姿勢」によって、彼女は内定を獲得できる、そう私は確信しました。そして面接対策を万全に行った結果、見事Mさんは「採用通知」をいただいたのです!

留年というハンデは、仕事で取り返せる

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3年というハンデを前に、内定がもらえるのか自信がなくなっていたMさん。しかし彼女は面談や研修を経て、少しずつ変わっていきました。最後はMさんから、「理想の企業に巡り会えました!いつも励ましの言葉をありがとうございました」というメッセージが…。彼女の頑張りから私自身も元気をもらい、「もっと多くの人の就活を支援したい!」と思うようになりました。

Mさんは就職活動を始めるにあたり、研修に参加した仲間たちと協力して、就職活動を乗り切ったようです。内定がもらえるか、先が見えない不安なときも励まし合って頑張ったといいます。ともに頑張る仲間がいることの大切さを、Mさんは就職活動を通して学びました。

またMさんは就職活動の際、「資格取得の奨励制度があること」や、「会社の雰囲気」といった点も重視。軸をしっかり作ったことにより、ブレずに進むことができたのでしょう。

新しい環境でもぜひ成果を出して、「今のハンデなんて仕事で挽回できる」と笑って言ってくれるのを楽しみにしております。Mさん、初めての環境に慣れないこともあると思いますが、仲間と協力し合い、これからも頑張ってくださいね〜!

Saki Nagasawa

埼玉県出身で五人兄弟の長女。元既卒。新卒時代、新聞記者を目指し就職活動を行うも見事に失敗。その後、ビジネスモデルや理念に共感しUZUZに入社。主にキャリアカウンセリングと営業を担当。日々、就業者の悩みや企業の人事担当の課題に耳を傾け、双方に価値提供できるよう尽力している。