フリーターとして生活するなら知っておくべき!『お金』に関する4つのホント

フリーターとして生活するなら知っておくべき!『お金』に関する4つのホント

フリーターとしての働き方に不満はないけれど、なんとなくお金や将来のことに、漠然とした不安を抱いている…そんな思いのまま毎日を過ごしていませんか。

どのように働くのかは人それぞれです。しかし働き方によって、生涯賃金や税金など、特にお金に関することに様々な違いが生じることは、覚えておいて損はありません。

そこで今回は、フリーターが知っておくべきお金に関する情報を4つ、正社員の場合と比較しながらご紹介します。

フリーターとして生活することはできる?

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結論から申し上げれば、フリーターとして生活し続けることはできます。実際に、フリーターの数は横ばい状況となっています。

フリーターの数に大きな変動はない

厚生労働省が発表している「平成27年版子ども・若者白書」によると、平成26年時点のフリーターの数は約179万人となっています。2006年以降、一旦は200万人を割ったものの、その後は180万人あたりで推移する状況が続いています。

若者のフリーターは減っている

フリーター全体の数は横ばい状況であるものの、実は若者のフリーターの数は減少傾向にあります。

厚生労働省では「パートまたはアルバイトとして働いている15〜34歳の男女(学生を除き、女性の場合は既婚者も除く)」のことをフリーターと定義しています。このうち、15~24歳のフリーターについては、2003年以降緩やかに減少しています。

参考:内閣府  「平成27年版子ども・若者白書(全体版)」

社会情勢の変化などももちろんありますが、「フリーターとして働き続けることへの不安」に対して、正社員や結婚の道を選ぶ若者が増えていることが、現象の一因にあるのかもしれません。

実際に、正社員とフリーターでは、特に金銭・社会保障・社会的信用の3つの面で大きな違いが生じることがあります。ここからは、とくに知っておくべき4つのポイントについてご紹介します。

フリーターが知っておくべきホント1:生涯年収

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まずは生涯賃金の違いです。生涯年収の平均が1億以上である正社員に対して、フリーターは6,600万円前後と、大きの開きが生じています。

正社員とフリーターそれぞれの生涯年収の考え方

正社員の場合、企業規模や学歴・性別によって違いはあるものの、1億3,000万円から2億7,000万円と、生涯で1億円以上稼ぐことができる人が多いようです。

参考:独立行政法人 働政策研究・研修機構 「ユースフル労働統計2016 ―労働統計加工指標集―」

一方フリーターの場合、年齢にかかわらず、平均年収は100万円から200万円未満の人が多いようです。例えば年収150万円の状態が、一般的な大卒の年齢である22歳から60歳まで続いたと仮定しましょう。その場合、フリーターが38年間で稼げるのは5,700万円。年収200万円と考えたとしても、38年館で7,600万円と、正社員に比べて大きな格差が生じることになります。

参考:厚生労働省 「平成24年雇用政策研究会第1回資料」

正社員とフリーターの格差の原因

正社員に比べてフリーターの生涯年収が少ないのは、賃金の上がりにくさが大きく関係しているようです。

実は、入社年数が浅い30歳までの正社員と、同じ年代のフリーターとの賃金格差は、それほど大きなものではありません。正社員が100とした場合、フリーターは80程度というのが厚生労働省の調査で明らかになっています。

正社員の場合、入社当時はそれほど給与が高くないことが多く、同じ年のフリーターとあまり変わらないことも少なくありません。そのため、格差もそれほど大きくならないと推測されます。

しかし、その格差は歳を重ねるごとに開くようになり、50歳から54歳の賃金格差は、正社員100に対してフリーターが49と、大きな差が生まれています。フリーターの場合、年齢に応じて昇給する概念がないため、年齢にかかわらず、同じ賃金で働くことが格差の大きな原因になっていると考えられます。

フリーターが知っておくべきホント2:ローン

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大きな買い物をするときに必要になるローンですが、実はフリーターでは組めないことが多いのをご存知でしょうか。これは住宅ローンやマイカーローンなど、ローンの種類を問わずいえることです。

フリーターがローンを組みにくい原因

正社員に比べて収入が安定しないことが、大きな要因になっているようです。

フリーターの場合、正社員ほど固い雇用契約で企業と結ばれているわけではありません。「辞めやすく、新しい職場を見つけやすい」というのがフリーターのひとつのメリットになっていますが、この点はローンではデメリットとなります。

「辞めやすく、新しい職場を見つけやすい」ということは、ローンを組んだ後に職を辞する可能性が高いということ。新しい職場を見つけることができればいいですが、そうはいかないこともありますよね。新し職場を探すことができなければ、ローンを返済できない可能性が大きくなります。フリーターがローン審査に通らないのは、こうした点が正社員よりも懸念されるためといわれています。

また、正社員ほど昇給することがないため、「将来の昇進・昇給」に望みをかけて審査に臨む、ということも難しくなります。住宅ローンのひとつである「フラット35」のように、年収制限を設けていないものもありますが、フリーターからは「審査に落ちた」という声もちらほら聞かれます。

こうした点を加味しても、フリーターがローンに通るのは、簡単な話ではないということがお分かりいただるのではないでしょうか。

フリーターが知っておくべきホント3:税金・年金

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フリーターにとって大きな出費となるのが、年金・税金です。これらは日本に住んでいる限り、支払わねばならないものであり、国民健康保険だけでも数万円、数十万円の出費となります。たとえ親の扶養に入っていたとしても、亡くなってしまった場合、扶養を受けることはできなくなるので、いつかは自分で支払わねばなりません。

収入や家族構成などによって異なりますが、ここでは代表的なものをご紹介します。

国民年金

20歳から60歳の国民であれば、誰もが入らねばならないのが国民年金です。年金には大きく3つの種類がありますが、フリーターの場合は国民年金の第1号被保険者として、年金を支払わねばなりません。

2017年3月時点の、国民年金の第1号被保険者の保険料は16,490円となっています(支払い方法によっては安くなる場合もあります)。しかし、国民年金はここ数十年で上がり続けており、今後さらに負担が増えることが予想されます。

正社員の場合、国民年金に代わり厚生年金を支払う必要がありますが、会社と折半して支払うことができるというメリットが得られます。

参考:日本年金機構 「国民年金保険料って、いくら?」

国民健康保険(社会保険)

年間103万円以上の収入がある場合、国民健康保険または社会保険に加入する必要があります。勤務先によっては、アルバイトやパートを通して社会保険に入ることができることもあります。

国民健康保険は世帯の所得と加入人数から算出されます。またお住いの地域によっても異なりますが、年間で数万円から数十万円になることが多いようです。フリーターでも正社員でも、計算方法は変わりません。

参考:世田谷区 「保険料の計算方法 」

所得税

年収が103万円未満の場合に支払うべき税金です。その名の通り、所得によって収めるべき金額が異なります。基本的には給料から天引きされていることが多いため、気づかずに納めていることが多い税金です。

収入が103万円以下の場合、確定申告によって天引きされた分について取り戻すことができます。知らずに納めすぎている人も多いかもしれませんね。

住民税

市民税(都民税)と市町村民税(特別区民税)のふたつからなる税金です。お住まいの地域や所得によって納税額が異なります。年収が100万円以下の場合にはかかりません。

税金・年金などを滞納すると、財産が差し押さえられることもあります。これはフリーターでも同じこと。国民年金については、正社員のほうが支払額が少ないなど、優遇されている部分もあるため、大きなメリットといえるかもしれません。

知っておくべきホント4:老後資金

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定年のないフリーターの場合、いつからを「老後」と呼ぶのかは人によって異なりますが、歳を重ねると体を動かすのがつらくなる時期がいつか訪れます。公益財団法人 生命保険文化センターの調査によると、多くの人が考える「老後のための最低生活費」は20〜25万円未満でした。60歳から老後だと考えた場合、この数値をもとに老後資金を算出してみましょう。

85歳まで生きた場合の老後資金

仮に85歳まで生きた場合、月に必要な金額を20万円だと仮定しても、6,000万円が必要となります。25万円の場合は7,500万円。いずれもフリーターの生涯年収を考えるとかなり重い金額といえます。

参考:公益財団法人 生命保険文化センター 「老後の生活費はいくらくらい必要と考える?」

生活費以外にも出費が多い老後

老後の出費は生活費だけではありません。親から家を譲ってもらった場合、固定資産税や修繕費用がかかります。賃貸に住んでいる場合は家賃がかかりますから、住む場所にかかわらず、何かしらの費用は必要になると考えておいたほうがよいでしょう。

さらに介護が必要になると、その分の費用も必要になります。こうした点を考えると、フリーターはかなり早い段階で、老後について考えて積立をしておく必要があるといえるでしょう。

フリーター生活から正社員を目指すための方法

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ここまで見て気づいた方も多いかもしれませんが、収入面だけでなく税制優遇という面でも、正社員にはフリーターにはない様々なメリットが享受できます。しかし、フリーターから正社員になるのは、決して簡単ではありません。

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kochiyuu
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北海道釧路市に住むフリーランスライターです。ライティングのほか、ライティングディレクションやパンフレット作成、取材対応などを行っております。旅行と歌と動物が好きな30代女性です。