高卒と大卒ではどのくらい違いがあるの?それぞれのメリット・デメリットを徹底解説

高卒と大卒ではどのくらい違いがあるの?それぞれのメリット・デメリットを徹底解説

「高卒と大卒の違いは、社会に出てしまえば関係なくなる」という話も耳にしますが、実際にはどのくらいの違いがあるのか、きちんと理解できていますか?

「生涯年収にすると大卒のほうが何千万円も多くなる」という話もあれば、「今は高卒のほうが就活しやすい環境がある」というウワサもあるため、何が本当のことなのか、実際のところはよくわからないという人も多いでしょう。

そこで今回は、高卒と大卒の違いにフォーカスを当てて、それぞれのメリット・デメリットや就活時に活用できそうなサポートサービスなどをまとめてご紹介していきます。

高卒と大卒はどのくらい違う?

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高卒と大卒との明確な“違い”は「大学を卒業しているかどうか」です。それに伴って、もっとも若くて高卒は18歳、大卒は22歳となるため、4歳の差があることも違いのひとつとして挙げられます。

また、高卒と大卒による違いは以下のポイントに関わってきます。

  • 履歴書に書く最終学歴
  • 就職状況
  • 生涯賃金

まずは、それぞれの違いについて詳しくチェックしておきましょう。

履歴書に書く最終学歴

高卒と大卒では、履歴書に記載する最終学歴が異なります。そのため、大卒であることを条件としている求人募集では、書類審査の時点で高卒者は落とされてしまいます。学歴は関係ないという風潮も出てきてはいますが、まだ大卒であることを前提とした求人はあり、ここで違いを強く感じる人も多いようです。

また、大学を中退していても、最終学歴は高卒となります。中退した理由とともに大学入学や中途退学を記載する必要はありますが、高卒扱いとなるため覚えておきましょう。

就職状況

高卒と大卒の違いは就職状況にも現れるといわれています。平成28年3月の高等学校卒業者=高卒の就職率は、97.7%。同年の大卒者の就職率は97.3%のため、高卒者のほうがやや上回っているという結果がでています。

大卒の就職難時期が続き、高卒の方が就職率は高いとされてきていましたが、大きな違いは見られなくなっており、就職状況だけでどちらにメリットがあるとはいえなくなっているのが現状でしょう。

参考:文部科学省「平成28年3月高等学校卒業者の就職状況(平成28年3月末現在)に関する調査について」

生涯賃金

高卒のほうが働いている年数は長いものの、大卒とは初任給などに違いがあり、生涯年収は大卒者のほうが高いとされています。

実際に、独立行政法人労働政策研究・研修機構の『ユースフル労働統計2016』によると、学校卒業後にフルタイム正社員雇用で60歳まで働き続けた場合、高卒と大卒では、男性で6千万円・女性で9千万円もの生涯賃金の差があることがわかっています。

「どんな職種に就くのか」「転職による年収アップがあった」など、生涯年収にはさまざまな条件が関わってくるため、必ずしも、統計通りの結果になるとは限りません。上記の違いはあくまで統計データとして頭にいれておくようにしましょう。

参考:労働政策研究・研修機構「ユースフル労働統計2016」

高卒のメリット・デメリット

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では、高卒にはどんなメリット・デメリットがあるのでしょうか?今回は大卒と比較したときのメリット・デメリットをご紹介します。

高卒のメリット

  • 社会に早く出られる
  • 大学の学費がかからない
  • 若いうちから自分の力で稼ぐことができる

高卒最大のメリットは社会に早く出られることにあります。社会人としての第一歩を10代のうちに踏み出せるため、大卒者が入社してくる頃に仕事にも自信がもてるようになっている可能性も高いです。特に長い時間かけて技術を身につけていく職人などは、高卒で仕事を始めたほうがプラスになります。

また、若いうちから自分の力で稼ぐことができることや大学の学費がかからないことで、自立が早いこともメリットのひとつです。

高卒のデメリット

  • 就活や転職時に学歴による書類審査落ちの可能性がある
  • (統計では)生涯賃金が大卒よりも低い
  • 学歴にコンプレックスをもちやすい

高卒の場合、大卒が条件となっている求人には応募ができないため、募集数自体が少なくなってしまうケースがある点はデメリットとして考えられます。職種や働き方にもよりますが、統計的には生涯賃金も大卒より低くなってしまうところもマイナスに感じる方が多いでしょう。

学歴にコンプレックスをもちやすい、もしくはコンプレックスがあると思われてしまいがちなこともデメリットに挙げられます。しかし、求人数以外は自分次第でデメリットを克服することは可能なことばかりです。「自分はどうしたいのか」をじっくり考えて行動するようにして、デメリットを減らしていきましょう。

大卒のメリット・デメリット

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高卒と比べるとメリットが多いイメージもある大卒ですが、実際にはどんなメリット・デメリットがあるのか、チェックしてみましょう。

大卒のメリット

  • 学歴が就職で不利になることはない
  • 将来何をしたいか考える時間がもてる
  • 自由な時間が多く留学や旅行、遊びと好きなことができる

大卒になれば、就職・転職時に学歴だけで弾かれてしまう可能性が高卒よりも低くなります。学歴を重視する求人の場合、高学歴でなければならないなどのフィルターがかかることはありますが、基本的には高卒よりは有利だとされています。

4年以上の自由な時間が手に入るため、人生設計をじっくり考えることができ、留学や海外旅行などにも行きやすいこともメリットのひとつです。さまざまな体験をしたうえで「どんな仕事に就くか」を考えられることは、高卒者にはないメリットだといえるでしょう。

大卒のデメリット

  • 社会にでるのが遅くなる
  • 無駄な時間をただ過ごすだけになってしまう可能性もある
  • 多額の学費がかかる(場合によっては奨学金の返済負担が増える)

大学在学中に、なんとなく単位を取得し自由な時間もぼんやり過ごしてしまうと、無駄な時間を過ごして大卒になっただけになってしまう可能性があります。進路変更を考え始めたときにも、せっかく入学した大学を辞めるには強い意志と勇気が必要になり、なかなか思いきれないまま、卒業までもったいない時間を過ごすことになってしまうことも。

また、多額の学費がかかり、奨学金を借りていれば、社会人になってから返済をしていかなければなりません。大卒のデメリットを乗り越えるためには、「4年間で何をするのか」「どんなことを得たいのか」をしっかり考えたうえで過ごし、無駄にしない努力が必要です。

高卒だから…と諦めないで

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高卒と大卒の違いを見ていくと、生涯賃金や就職時の有利・不利など、どうしても大卒のほうがいいように思える話が出てきてしまいます。確かに、大卒になれば有利になることもありますが、「高卒だから…」と諦めていては、高卒のデメリットに飲み込まれてしまい良い結果を導き出すことはできません。

良い結果にたどり着くためには、高卒のメリットに目を向けて、自信をもって歩み続けていくことが大切です。

なかなか自信がもてず、就職に悩んだときには、就活サポートサービスの利用もおすすめです。たとえば、株式会社ハッシャダイでは、中卒・高卒・中退者向けの就活サポートサービスとして、ユニークなインターンシップを行っています。こうしたサービスを上手に使って、自信をもって社会に出ていくようにしましょう!

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まとめ

高卒にしても大卒にしても、重要なのは「どんな人生(仕事)を歩んでいきたいのか」を考えて、自分なりの最善を目指していくことにあります。違いやそれぞれのメリット・デメリットばかりに着目するのではなく、自分自身を見つめ直していくことが大切です。

就職に仕事に…と悩むことも多いものですが、学歴だけにとらわれずに柔軟な視点をもって動かえるように、自信をもって取り組んでいきましょう!

Nana Tsuchiya
Nana Tsuchiya

東京在住のフリーライター。2011・13年生まれの2男児を育てながら活動中。幼稚園教諭免許・保育士資格保有・ベンチャー企業勤め経験あり。「働き方を考える」をベースに、いろいろご紹介していきます。