学校を中退したとき履歴書には「中退」と書くべき?中退をマイナス評価にさせない履歴書の書き方とは

学校を中退したとき履歴書には「中退」と書くべき?中退をマイナス評価にさせない履歴書の書き方とは

大学や高校、専門学校を中退した方にとって、履歴書に「中退」を書くべきかどうかは気になるところですよね。

途中で学校を辞めたことで評価がマイナスになってしまうのではないかと不安になり、「履歴書には中退を書きたくない」と考えてはいませんか?実は、中退を履歴書に書かずにいると「学歴詐称」とみなされてしまい、かえって印象が悪くなってしまう可能性もあります。

今回は、中退も履歴書にきちんと書くべき理由や正しい書き方、中退を不利な条件としてマイナス評価にされないためのポイントをご紹介します。

大学・高校・専門学校の中退は履歴書に書くべき?

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大学や高校、専門学校を中退した場合、履歴書にはその事実を書かなければなりません。

履歴書は、それまでどんな経歴を歩んできたのかを書いて、提出する企業の採用担当者に伝える手段のひとつです。そのため経歴上に空白の期間があると「この間には何をしていたのだろう」と疑問をもたれ、必ず質問をされます。そのときに中退したことを伝えるとマイナスの印象を与えてしまう可能性があるのです。

また、履歴書に「中退」と書きたくないからと中退したことを書かずに、大学中退であれば高校卒業まで記載した履歴書で入社した場合。働き始めてからその事実が判明したケースでは、他にも懲戒事由があったものの、経歴詐称が決め手となり懲戒解雇となった判例もあります。

他にも、本当は中退したのに「高校卒業」「大学卒業」と嘘の情報を書いてしまうと、入社後であってもその事実が判明した時点で「学歴詐称/経歴詐称」として解雇されてしまいます。特に、学歴が採用に大きく影響を与えている場合では、懲戒解雇となる可能性が高いと考えていたほうがいいでしょう。

参考:労働政策研究・研修機構「(51)【服務規律・懲戒制度等】経歴詐称」

履歴書の書き方

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中退を履歴書に書くときには、「入学した年月日」「中退した年月日」の記載が必要です。さらに、中退をした理由が書かれているとよりいいとされています。また、「中退」は中途退学を省略した言葉です。履歴書などの正式書類に記載するときには「中途退学」と略さずに書くようにしましょう。

【中退を履歴書に書くときの記載方法例】

20✕✕年3月 ○○高等学校 卒業
20✕✕年4月 ○○大学 △△学部 入学
20✕✕年✕月 ○○大学 △△学部 中途退学
進路志望変更により/経済的事情により

中退理由を添えておくとベター

中退理由は必ず書かなければならないものではありませんが、書いてあるほうがいいとされています。中退したことが書かれている履歴書を採用担当の方が見たときには「なぜ中退したのだろう」とその理由に注目されることが多いためです。

進路変更などの前向きな理由や経済的事情といったのやむを得ない事由で中退をした場合は、そのことを履歴書に記載しておくことで、書類審査の時点で納得してもらえる可能性が高くなります。

嘘を書くことは許されませんが、できるだけ前向きな理由を書けるように中退理由を自分なりに考えておくようにしましょう。

中退を履歴書に書くと不利になる?

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中退を履歴書に書いただけで不利になることはありません。中退したことに加えて、納得のいく理由が添えられていればなおさらです。

中退したことを書かずに最終学歴から職歴の開始年月日や求人への応募までにブランクが空いている場合には、「その間何をしていたのか」を面接で聞かれます。そこで、結局中退であることは伝えなければならなくなるのです。

もともと、履歴書に中退したことが書かれていた状態で書類審査に通るのと、そのことが書かれていない書類で通過してきている場合とでは、面接官があなたにもつ印象も異なるものとなります。

あとから、「高校/大学を中退しました」と伝えるのは、マイナスの印象を与えることにつながってしまうため、必ず履歴書には中退した事実を書くようにしましょう。

中退をマイナス評価にさせないポイント

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中退したことは、履歴書に必ず書かなければなりませんが、「卒業ではなく中退したことでマイナス評価につながるのでは」と不安に思う方も多くいます。確かに、スムーズに卒業をした人と中退者とでは、採用担当者の印象も異なり、「中退理由」や「中退後のこと」について聞かれる可能性も高いです。

しかし、「中退=悪いこと」とは限りません。中退理由や中退後に何をしていたのかによっては、中退したことがプラスに働くケースもあります。中退をマイナス評価にさせないために、2つのポイントを押さえておくようにしましょう。

【ポイント1】中退理由を明確にしておく

中退理由が明確になっていると、採用する側も納得して中退を受け入れてくれることが多いです。

家庭の経済的事情が理由であれば、そのことを素直に伝えて問題ありません。また、進路変更を希望して、他の高校や大学、専門学校に入学しなおした場合も前向きな中退として捉えてもらえます。その際は「なぜ、その進路に変更したいと思ったのか」を伝えられるようにしておきましょう。

「高校や大学を辞めたい」と考え始めたときに、中退する理由を明確にしておくと就職時にもスムーズにその理由を伝えられるようになります。そのため、辞める前に中退する理由に一度じっくり向き合っておくのもおすすめです。

こちらの記事では、大学中退を希望している方向けに書かれていますが、高校を辞めたいと考えているときでも役立つ情報が詰まっているので参考にチェックしてみましょう!

大学を辞めたいと思ったときに考えておくべきコト

【ポイント2】中退後に何をしていたのかが重要

中退したことやその理由よりも重要視されるのが、「中退後に何をしていたのか」です。中退後に職歴があれば、卒業するよりも早くから働き始めたことをアピールするチャンスとなります。また、その間に勉強をしていれば、それがプラス評価につながる可能性は高いです。

中退後に何をしたらよいかわからないときには、就職サポートサービスを利用するのもひとつの手です。たとえば、中卒・高卒・中退者を対象に、就職のための勉強やインターンシップをさせてくれるハッシャダイでは、就活までサポートしてもらえます。

詳しくはこちらの記事で紹介しているので気になった方は読んでみてくださいね。

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おわりに

中退した事実は変えることができませんし、履歴書には真実を書かなければなりません。「入学したこと自体を書かなければ中退を書かなくてもいいのでは?」と思ってしまうかもしれませんが、職歴までにブランク期間があれば「その間は何をしていたのか」は必ず問われます。

中退をマイナス評価にさせないようポイントを押さえたうえで、堂々と履歴書に中途退学と記載して、就職を成功させましょう!

Nana Tsuchiya
Nana Tsuchiya

東京在住のフリーライター。2011・13年生まれの2男児を育てながら活動中。幼稚園教諭免許・保育士資格保有・ベンチャー企業勤め経験あり。「働き方を考える」をベースに、いろいろご紹介していきます。