「高校、不登校になっちゃった…」悩める高校生に読んでほしい、今後の進路の決め方

「高校、不登校になっちゃった…」悩める高校生に読んでほしい、今後の進路の決め方

「授業が楽しくない」
「なんとなくやる気がでない」
「クラスの子と合わない」

在学中の高校にこのような不満を抱いてしまうと、毎日通い続けること自体が苦痛になり、不登校になってしまいがちです。もちろんそのまま「高校をやめること」も人生の選択肢のひとつですが、次の進路はやはり慎重に選ばなければなりません。

今回は不登校になった後の進路について、一緒に考えてみましょう。

高校を不登校になった後の選択肢とは

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不登校になった後の進路としては、大きくわけてふたつの選択肢があります。

ひとつは「進学」、もうひとつは「就職」です。

進学の場合は、全日制・定時制・通信制高校への転入のほか、大学・専門学校等への入学を試験によって目指す方法があります。大学・専門学校等への進学には「高卒」が条件となっているケースが多いので、高校卒業者と同等の学力であることを証明する「高等学校卒業程度認定試験」の受験対策を行います。

就職の場合は、高校やフリースクール、地域若者サポートステーションなどの支援を受けながら就職活動を行います。

「どっちも気が進まない」と思ってしまうかもしれませんが、とりあえずどちらが自分に合っているのかをふんわり考えることから始めてみましょう。

「どうして高校に行きたくなくなったか」をまず見つめよう

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今後の進路を決めるにあたってまず注目したいのが、「高校に行きたくなくなった理由」です。

文部科学省の「平成26年度『児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」によると、高校生が不登校になった理由として最も多かったのが「無気力」、次いで「不安などの情緒的混乱」でした。

高校生活に特に不満があるというよりは、漠然とした不安や無気力から不登校になるケースが半数近くにも及ぶのです。漠然とした不安や無気力の原因を放置してしまうと、進路を選ぶ元気もわきにくくなりますし、新しい環境でも同じような無気力を抱えてしまう可能性があります。第一、毎日が楽しくなくなってしまいますよね。

まずはノートを用意して、なぜ高校に行きたくなくなったのかについて書き出してみましょう。

「なんかよくわかんないけど授業つまんないしダルい」
「思っていた高校生活と違う」
「友達と合わない」
「これからどうしたらいいかわからない」

愚痴っぽくなってもかまいません。思うまま書き出してみると、自分が気づいていなかった不満も見えやすくなります。

そして出来れば、ノートをぜひ自分以外の人にも見せてみてください。「自分でもよくわからないけど困っている」と、素直に打ち明けてみてください。親でもいいですし、スクールカウンセラーやチャイルドラインに頼ることもできます。フリースクールに行って、同じ悩みを抱える同世代と交流を持つ方法もおすすめです。

参考:文部科学省「平成26年度『児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査

「進路を決めること」を怖がらなくても大丈夫

不登校を経験した人の中には、「もう失敗したくない」という不安から、将来のことを考えられなくなってしまう人もいます。

しかし、進路は一本道ではありません。「進学したあとで就職する」「就職したあとでやっぱり進学する」「ちょっと休んで自分探しをする」という選択肢もあります。焦ってしまうかもしれませんが、自分にプレッシャーをかけすぎないようにしてみてくださいね。

就職する場合の進路の決め方

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不登校になった理由を見つめ直したうえで「やっぱり高校をやめたい」と思ったら、早めに就職活動の準備をはじめましょう。自分にできそうなこと、自分が興味を持てそうなことに重点を置きながら、応募する職種や求人を絞っていきます。

興味がもてそうな仕事が見えてきたら、就業に必要な資格の種類や、勉強しておいたほうがよいこともあわせてチェックしておきましょう。通信講座や書籍などであらかじめ専門知識を学んでおくことで、採用面接の対策も立てやすくなります。

面接で不登校について聞かれることはある?

採用面接の際に不登校について質問される可能性は、ゼロではありません。特に高校を中退していたり、高等学校卒業程度認定試験に合格していたりなど、履歴書から事情がうかがえる場合は質問されやすくなります。

ただ、「不登校」という経歴は、必ず不利に働くわけではありません。不登校になった後に資格の勉強を行ったり、フリースクールに通ったりなど、将来に向けて前向きに活動した経緯があれば好意的に評価されやすくなります。

ひとりでの就活は難しいと感じたら

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「就職活動のやり方がわからない」「やりたい仕事が見つからない」と思った時は、やはりひとりで抱え込みすぎないことが大切といえます。高校中退者等の支援を行っている団体に相談し、サポートを受けながら就職活動を進めてみましょう。

具体的な相談先としては、各自治体の若者就職支援センター、地域若者サポートステーション、ハローワークなどがあげられます。これらの団体では、就職についてのキャリアカウンセリングや、求人の斡旋など、就職に関するさまざまな情報を得ることができますよ。

また、グループワークでの面接対策や、履歴書の作成方法など、実際に就職活動を進めていくうえで欠かせない知識を学ぶことも可能です。

思い切って環境を変えたい場合は?

もしガラッと環境を変えたい場合は、職業体験もできるインターンシップに参加するという方法もあります。

たとえば、若者の就職支援を行っている株式会社ハッシャダイでは、東京以外の都道府県に住んでいる16〜22歳の高卒中退者等を対象に、『ヤンキーインターンシップ』という研修サービスを実施しています。

中卒・高卒・中退者集まれ!ハッシャダイが提供する『職・食・住』が全て無料の『ヤンキーインターンシップ』ってなに!?

高卒・高校中退者の支援に強い就職支援企業のサポート等を活用しながら、就職活動を進めてみてくださいね。

まとめ

一度不登校になってしまうと、進路や将来について自信を失ってしまいがちです。しかし、不登校は自分の環境を見つめ直し、現状を大きく変えるチャンスでもあります。道はいつでも開かれているので、将来について少しずつ考えてみましょう。

どうしてもひとりでは難しいと感じたら、就職支援団体のキャリアカウンセラー等の協力を得ることも忘れないようにしてみてくださいね。

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ritfiles

音楽と映画の世界をへてフリーライターへ転身。「わかりやすく伝えること」をモットーに、情報記事やコラム、エッセイの執筆を行っています。