高卒の資格は取得できる!「高等学校卒業程度認定試験」とは?

高卒の資格は取得できる!「高等学校卒業程度認定試験」とは?

学歴がないことを理由に、大学や専門学校への進学、資格の取得を諦めてはいませんか?就職活動をしていても、募集資格の「高卒以上」の言葉に立ち止まってしまうことがあるのではないでしょうか。

実は高校卒業の資格は、認定試験を受けて合格することで取得できます。そんな進学や就職の味方となる、「高等学校卒業程度認定試験」とは、どのような試験なのかご紹介します。

高卒認定試験とは

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高等学校卒業程度認定試験(高卒認定試験)とは、文部科学省が実施する国家試験です。

不登校や高校中退など、いろいろな理由で高等学校を卒業できなかった人に、高校卒業と同等以上の学力があると証明するための資格です。2004年までは「大検(大学入学資格検定)」という名前で試験が行われていましたが、一部内容の変更と共に、名称が変更されました。

平成28年8月に行われた試験では、受験者が11,428人、うち4,588人が合格となっています。これは実施されている全ての科目に合格し、大学への入学資格を取得した人数です。

文部科学省「平成28年度第1回高等学校卒業程度認定試験実施結果について

受験資格はあるの?

受験するにあたって、特別な資格は必要ありません。しかし高卒認定試験には、ふたつの受験制限があります。

年齢に関する制限

文部科学省のホームページには、下記のように記載されています。

受験しようとする試験の日が属する年度の終わり(平成28年度試験については、平成29年3月31日)までに満16歳以上になる人が受験できます。
引用元:文部科学省 「高等学校卒業程度認定試験 受験資格」

つまり16歳の誕生日を迎える年の4月以降の試験日であれば、受験が可能となります。年齢制限に上限はないため、高卒の資格が欲しいと思えば20代でも30代でも受験できます。

すでに取得している資格に対する制限

高等学校を卒業済み、また過去に大学入学資格検定や高卒認定試験に合格している場合、試験を受けることはできません。

その他、海外で大学入学資格を取得していたり、文部科学省で既定されている機関の過程を修了していたりする際にも、同様に受験が制限されます。海外に住んでいたことがあり、学校に通っていた場合などは注意が必要です。

この2点以外には、特に制限は設けられていません。また、2004年度からは、全日制高等学校等に在籍中の高校生も受験ができるようになりました。不登校など、籍はあるものの学校には通っていないといった場合でも受験が可能です。

文部科学省「高等学校卒業程度認定試験 受験資格」

合格のための必修科目と試験の形式(2017年時点)

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試験は夏と冬の年2回、各2日間ずつ行われます。試験に記述式の問題はなく、全科目がマークシート式です。数学など、問題を解く過程の計算式で減点される心配がないので、少し気が楽になるかもしれません。

必修科目には、「国語」「数学」「外国語(英語)」「地理歴史」「公民」「理科」の6科目があります。

このうち、地理歴史と公民、理科は、科目内の分野が選択できるようになっています。例えば地理歴史では、「世界史A」「世界史B」の2科目から1科目を、「日本史A」「日本史B」「地理A」「地理B」の4科目から1科目、計2科目を選択し受験することとされています。

自分で教科を選ぶことができるので、取得後の進路や得意不得意、また難易度などによって選択するといいでしょう。

また、一度の受験で全部の科目に合格しなくても問題ありません。一度合格してしまえばその科目は単位を取得したものとされ、次の受験時には免除科目として扱われます。

免除科目について

特定の要件を満たしていると、「単位修得証明書」を提出して、一部の科目を免除してもらうことができます。証明書は、過去に在籍していた高等学校などで作成してもらうことができます。

免除のための要件には、下記のようなものがあります。

  • 高等学校や高等専門学校で修得済みの単位による免除
  • 知識や技能に関して審査に合格している場合の免除
  • 大検や、過去の高卒認定試験で一部合格したことによる免除

知識や技能に関する審査については、「世界史B」「日本史B」「数学」「英語」が対象です。歴史能力検定や実用英語技能検定(英検)、実用数学技能検定などが含まれ、それぞれの科目で免除を受けることができます。

勉強方法と取得にかかる費用

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認定試験を受けるための費用は、受験する科目の数によって異なります。7科目以上は8,500円、4科目以上6科目以下が6,500円、3科目以下であれば4,500円を、日本政府が発行する収入印紙を用いて、願書と一緒に納付します(2016年度時点)。

合格のための主な勉強方法は、学習塾や通信制のスクールを利用する場合と独学とに分かれます。

独学の場合はテキスト代がかかるくらいで、まとまった費用はあまり必要ありません。インターネットで検索すると過去出題された問題を見ることができるので、一度試しに解いてみるのもおすすめです。難易度としては、「大半の科目が中学校から高校1年生程度の内容」と言われています。

スクールを利用する場合は、まずどのような学習スタイルがよいのか検討してみましょう。

通学ならば、高校のように仲間と一緒に机を並べて学習できるところや、学習塾のようにマンツーマンで大学受験までサポートしてくれるところなどがあります。また、オンラインのみで1科目から勉強できるところもあり、それぞれの都合に合わせて選択することができます。

得意なところは独学で、苦手な科目や、進学のため学びを深めたい科目のみスクールを利用して勉強するといったことも可能です。掛かる費用は選ぶコースやスタイルによって様々です。資料請求や無料相談などを利用して比較検討してみましょう。

文部科学省「出願に必要な書類

高卒認定試験を受けるメリット

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大学進学のための資格として知られることが多い高卒認定試験ですが、資格取得や就職の際に役に立つこともメリットとして考えられます。

高卒認定試験の合格者が高卒者と同等に受験することができるとされている国家資格は、平成25年度時点で43あります。代表的なものとしては、下記の5つのような資格が取得できるようになります。

  • 小学校教員資格認定試験
  • 幼稚園教員資格認定試験
  • 保育士試験
  • 食品衛生管理者
  • 1級電気工事施工管理技術検定試験

ただし、なかには高卒資格だけではなく、実務経験やその他条件を満たしている必要があるものもあるため、注意が必要です。文部科学省や国土交通省、厚生労働省など、取得したい資格を管理している省庁に問い合わせてみましょう。

また厚生労働省では、2004年に高卒認定試験へと名前を変更して以降、高卒認定試験合格者を高校卒業者と同様に扱うようにと、企業に対する働きかけに力を入れています。

実際の就職活動で評価につながるかどうかは、各企業の判断次第ではありますが、以前より高卒認定試験の知名度は上がってきているといえそうです。

まとめ

高卒認定の試験は、「学歴が欲しい」「進学がしたい」といった場合のみならず、就活やそのための資格取得にもつながる基礎となるなど、様々なメリットがあります。

16歳以上の人であれば、取得したいと思ったときにいつからでも挑戦できることも高卒認定試験の魅力です。高校卒業の資格と共に、新しい一歩を踏み出してみませんか?

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Marino Mato
Marino Mato

長野県東信地域に住むフリーランスライターです。紹介文など、文章作成のお手伝いもしております。写真、お菓子(作るも食べるも)、読書、ドライブが好きな、男女2児の母です。