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【既卒の就活】アルバイトをしながら就活って実際アリなの?

Hisashi Ura

【既卒の就活】アルバイトをしながら就活って実際アリなの?

新卒者の場合、就活だけに専念することも可能でしょう。しかし、既卒者の場合、就活だけに専念するのではなく、アルバイトをするというケースも多いと思います。ここでは、その是非について考えてみます。

既卒者の置かれている現状

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就職先が決まっていない既卒者というのは社会的には「無職」ということになります。社会人は仕事をすることで社会に貢献することが求められるわけですから、その役割を果たしていないわけです。そのため社会的評価はもちろん、自己評価も低くならざるを得ないでしょう。

金銭的に追い詰められる

既卒の無業者は仕事が無いわけですから、当然、収入もありません。そうなると金銭的にも追い詰められてしまいます。親元で暮らしている人ならまだ良いですが、一人暮らしの人は大変です。地方から出てきている人は親からの仕送りも無くなり、自活しないといけない人が多いでしょう。

また、大学時代などに奨学金を借りていた人はその返済も始まります。収入が少ない人のための猶予措置がありますが、それは猶予されるだけで免除されるわけではありません。支払いが後回しになるだけです。

晴れて学校を卒業した時点で数百万円の借金を背負っての出発という人が多いわけですが、返済のめどが立たないというのは大変です。

精神的に追い詰められる

「自分も一人前の社会人として働きたい!」そう思っているのに、肝心の働く場所が無いというのはつらいものです。しかも周りからは学校を出たのに働いていないということで、厳しい目で見られがち。そうした周りからのプレッシャーによって精神的に追い詰められてしまう人もいます。

アルバイトをすることは有利か不利か?

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職が無く、何もしていないことで余計に焦りが出るということもあるでしょうし、一人暮らしの場合は取りあえず最低限の生活費の確保という側面もあるでしょう。そうした中、とりあえずアルバイトをしようと考える人もいると思います。

しかし、既卒者にとって最も大事なことは正社員として働くための就職活動です。この就活を最優先にするという視点を忘れてはいけません。この就活中のアルバイトに関しては賛成意見と反対意見があります。

では、実際のところ就活中のアルバイトは有利なのでしょうか?それとも不利なのでしょうか?

アルバイトをすることが有利な理由

就活中にアルバイトをすることが有利な理由としては次のような理由が挙げられます。

収入が得られる

生活している以上、衣食住にお金が必要です。また、就活をしていれば、交通費など諸々の費用がかかります。そんな中、アルバイトの収入があれば助かると思います。特に一人暮らしをしている人は収入が無ければ生活が成り立たないという人もいるでしょう。

精神的安定

何もしないという状態により精神的に追い詰められるという人もいます。そんな場合、たとえアルバイトでも仕事をすることで、社会とのつながりを実感でき、それが就活にプラスに作用することもあります。

社会的経験

アルバイトの経験を多くの企業はプラスに評価します。それは企業の人事担当者も、自分の過去のアルバイトでの成功や失敗が良い経験として生きていることを実感しているからです。

企業内での人間関係や社会人としてのマナーを学ぶ場所として、アルバイトは有効と考えられています。

スキルが身につく

例えば、ホテル業界への就職を希望する人にとって、ホテルでのアルバイトは経験として評価されるでしょう。また、まったく同じ職種でなくても、同じ接客業での経験を評価してくれる可能性もあります。

そういう意味ではスキルが身につく場としてアルバイトに賛成する意見もあります。

アルバイトをすることが不利な理由

一方、就活中にアルバイトをすることが不利な理由としては次の理由が挙げられます。

時間が拘束される

アルバイトの場合、シフト制を取っているとどうしてもそれに拘束されてしまいます。アルバイトが忙しくて就活をする時間が無いという状態だとまさに本末転倒でしょう。このようにアルバイトは就職活動に支障をきたすこともあります。

フリーターとみなされる可能性がある

企業から見た場合、フリーターのような非正規で働いている人に対する偏見はまだまだ根強いものがあります。就活をしている人の意識は別にして、企業の目から見ると単なるフリーターと映ってしまうこともあります。

アルバイトにハマってしまう

就活中の一時的なアルバイトのつもりがそのままズルズルとアルバイトを続けてしまい、フリーターになるケースも結構見られます。

「アルバイトが面白くなった」「収入が得られるので取りあえずそれで良いと思ってしまった」「就活をあきらめた」等々、理由は色々でしょうが、いずれにしてもフリーター化という点では共通しています。

アルバイトと就活の両立

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以上述べたように、就活をする上で、アルバイトには良い面と悪い面の両方があります。ですから、一概に否定するべきものではありません。大事なことは、優先順位をはっきりさせるということです。

就活は自分の問題であるのに対して、アルバイトはアルバイト先との関係があるので、ついつい就業先の事情を優先してしまいがちですが、そうなると就活の成功が遠のきます。

ここでは、就活を優先させるための具体的な方法を書きます。

大きく分けると、”就活に支障が出ない程度にアルバイトをする方法”と”アルバイトを就職に結びつける方法”があります。

就活に支障が出ない程度にアルバイトをする

まず、就活に支障が出ない程度にアルバイトを行うために、以下の3つのことを意識してみましょう。

スケジュール管理をしっかりと行う

就活の面接日や説明会などの日程とアルバイトが重ならないようにするためにはスケジュール管理をしっかりと行うことが重要です。ダブルブッキングをしないようにすることは最低限不可欠です。

夕方~夜の時間に働く

就活で動き回る時間は移動も含めて一般に午前中から午後6時ぐらいまでです。ですから、アルバイトをする際には、この時間を外して夕方から夜にかけての時間が良いでしょう。

例えば、ディナーを出す飲食店などが良いかもしれません。ただオールナイトになるような夜勤は昼間の活動に支障が出ることがあるので、極力避けたほうが良いでしょう。

短期バイトをする

期間を区切った短期バイトも適しています。典型的なのが1日だけの日雇いバイト。これだと、そこまでは就活に影響しないでしょう。

アルバイトを就職に結びつける

数としてはそこまで多くはないかもしれませんが、既卒者の場合、実はアルバイト先で正社員になるというパターンも見られます。これは働く側にとっては仕事内容を内側から見て判断できますし、雇う側も人物をしっかりと見て採用できるので、お互いにメリットがある方法です。

こうしたアルバイトから正社員を狙う場合、過去にアルバイトから正社員になった人がいるかどうか、実績を確認することが重要です。また、面接の際、率直にその点を確認しておくのも良いと思います。

まとめ:就活中のアルバイトは十分可能!

以上、既卒者が就活中に行うアルバイトに関して述べてきました。就活中のアルバイトはマイナス面だけではなく、プラス面もあることが分かったと思います。むしろ、そのプラス面を有効に利用することが望ましいです。

重要なことは就活を優先するという点をしっかりと意識しておくこと。それさえ出来ていれば、就活中のアルバイトは十分可能です。

Hisashi Ura

広くビジネス系のライターとして活動しています。ハローワーク勤務経験を生かし、広く就職活動に役立つノウハウを提供できればと考えています。

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