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今後が気になる「EC」業界!動向と展望を徹底解説!

Takahiro Sasahara

今後が気になる「EC」業界!動向と展望を徹底解説!

ここ数年において、ネット社会は発展し続けてきました。ネット文化と密接な関わりを持っているEC業界も順調に伸びています。しかし、この状況はいつまで続くのでしょうか?

まだまだ伸び続ける業界なのか、それとも需要は満たされてしまっているのか、これから業界入りを検討する人達にとっては、非常に気になる部分でしょう。ここで、EC業界の動向と展望について解説していきます。

「EC業界」の動向:これまでの大手の動きを振り返る

ヤフーの出店完全無料化

アマゾンや楽天、ヤフーに代表されるネットショピングモールでは、1つのビジネスモデルとしてモール内に出店している企業から出店料をいただくことで定期収入を得ています。

しかし、2013年にヤフージャパンは、出店の完全無料化を実現させました。これによって、ヤフーへの出店は飛躍的に伸び、現在国内での出店数は1位になっています。

他の大手ネットモールと比較してみましょう。楽天への出店は初期費用が60,000円かかります。他にも月額使用料金やシステム使用料金がランニングコストとして発生しますので、ある程度の売り上げが見込めない企業では、出店をためらってしまうのも仕方がありません。

また、売り上げの国内シェアナンバーワンを誇るアマゾンでも、初期費用こそ無料ですが、販売手数料が8%〜20%かかります。楽天やアマゾンと比較すると、いかにヤフーが思い切った決断をしたのかがわかると思います。

アマゾンの無料配送停止

続いては2016年のアマゾンの無料配送停止についてです。業界ナンバーワンの企業であるアマゾンですが、実はこれまでも中古品の買い取りを自社で行ったり、そのサービスを停止させたり、と紆余曲折しながら経営をしてきました。

そして、今まで同社が売りにしていた無料配送の中止です。2016年4月から、2,000円以下の書籍以外の配送は有料になりました。プライム会員のみ、郵送料は引き続き無料です。アマゾンからの発表によると、「プライム会員と郵送料の関わりはない」とのことですが、やはりプライム会員としての顧客の囲い込みを疑わないわけにはいきません。

このように大手のEC企業内にも大きな動きが、毎年のように出ています。EC業界は、まだまだ成長途中の業界と言えるでしょう。

「EC業界」の展望:これからどうなる?EC業界の展望と希望

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市場規模は増加する

2012年では10兆円に満たなかった市場規模ですが、今後、規模は拡大を続け、2018年には20兆円規模の産業になっている、と予測されています。

この予測の根拠になっているのは、日本国内のEC化率です。EC化率とはサービスや商品がネット上でどの程度の割合、売買されているのかを示した数字です。

現在、日本の小売とサービス業のマーケットは約300兆円ですので、EC業界のシェアは約3%程度にすぎません。これは他国と比べると、少ないシェアです。

2014年にeMarketerが調べた世界のEC化率によると、イギリスでは13%、中国で10%、アメリカでも6.5%が既にEC化しています。

つまり、日本は外国に比べると遅れをとっているのです。この差は今後埋まるでしょう。そのため、必然的にEC業界のシェアは拡大していくと予測されているのです。

個人出店者が増える

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もう1つ小澤氏が語ったのは、個人のEC業が増えていくという話です。既に兆候はあります。メルカリなどのフリマアプリの爆発的なヒットです。フリマアプリや個人サイトで自作の物を売り、収入にしている人は決して少なくありません。

また、リユースへのニーズも今後は高まっていくと予測されています。自作の商品や、リユース商品を販売するのであれば、ECは非常に便利です。「現状ではそれ以外の手段がほとんどない」と言えるくらいでしょう。この面からもEC業界の規模拡大は、期待できるのです。

サービス業のEC化率も増加

インターネット経由で申し込むと、顧客が得をするサービスは既にいくつも確立されています。ヤフーの推測によると旅行業界の予約は既に29%がネット経由での予約だそうです。ポイントが貯まることもあって、ポイント狙いの顧客は積極的にネット経由での申し込みを行っており、今後はさらに利用者が増えていくと予測されています。

飲食店もそうです。こちらはまだ利用者の割合が旅行程ではありません。しかし2020年以降、予約の20%から30%程度がインターネット経由になる、と予測されています。物を販売するだけがEC業界ではありません。サービス業としての役割も、今後は大きく担ってくれそうです。

新サービスの出現

何度も言いますが、EC業界はまだ日の浅い業界です。中小企業はもちろん大手企業でさえ、経営方針が定まっていない状況です。そのため、新たなビジネスチャンスは、他の業界以上に広がっています。

数年以内どころか、数ヶ月後には、今までになかったまったく新しいサービスがEC業界で始まっているかもしれません。そのくらい何が起きるのかわからない業界です。

つまり、EC業界で働くということは「冒険ができる」ということでもあります。画期的なアイディアを見つけたとしても、古い体制の会社ではなかなか採用してもらえません。

しかし、EC業界ならば、古い体制自体がありません。新しく、かつ勢いのある企業ばかりです。アイディア力に自信がある人ならば、いくらでも活躍の場はあるでしょう。

まとめ:「EC業界」は拡大予想!未来は明るい

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しかし、圧倒的に「拡大していくだろう」という意見が多いのは事実です。今後、EC業界で働く人にとっては、安心できる1つの要素になるのではないでしょうか。

参考元:http://cmmninc.com/retail-sales-worldwide-22-trillion/

Takahiro Sasahara
Takahiro Sasahara

ビジネスライターとして各業界の表裏をより多くの人に届けるために活動中。フリーランスとして働いていることからも仕事関連の記事執筆に定評がある。

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