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住宅業界徹底解説!若手に人気求人のハウスメーカー大特集!vol.8

Takahiro Takimizu

住宅業界徹底解説!若手に人気求人のハウスメーカー大特集!vol.8

住宅業界への入り方:どうすれば住宅業界に入れるのか?

実際に住宅業界に就職するためには、どのような入り方があるのか、知ってもらいましょう。

人気:住宅業界は人気がある業界なの?

まずは、住宅業界の人気です。日経ビジネスが発表した2015年度卒業の学生の『就職したい企業ランキング』によると、住宅業界の会社はベスト100に5つランクインしています。

業界内トップは旭化成ホームズで全体順位は13位です。以降、住友林業が29位、積水ハウスが33位、一条工務店が56位でした。8社会の中から3社が選ばれていますが、他の5社はランキング外です。また、中堅どころの一条工務店がランキングしているのは、注目に値します。一条工務店は、太陽光発電住宅に力を入れている会社ですので、学生達も『将来的に伸びそう』と判断したのでしょう。

新卒の学生達からは、既に大きな会社であることと将来性を加味して、これらの会社に就職したい気持ちが見てとれます。

また、ここで語るべきものではないのかもしれませんが、2017年の消費税増税前の駆け込み需要を見込んで、「短期間だけ住宅会社に就職したい」という声も聞こえました。営業に歩合制度がある以上、販売が見込める時期だけ住宅業界に入りたい人も少なからずいます。職を転々としている人達の間でも、住宅業界は注目されています。もっとも彼らの場合、中途採用枠になりますので、新卒枠とは分けて考えた方が良いでしょう。

就職倍率:狭き門なのか広い間口なのか知りたい!

住宅業界は広い意味では、建設業界に含まれます。その建設業界ですが、リクルートホールディングスが毎年発表している大卒求人倍率調査によると、非常に就職倍率の低い業界と言えます。

2016年卒業者に向けての、建築業界の総求人数は約80,000人ですが、就職希望者は13,000人しかいません。つまり、企業側が募集している人数が集らない状況です。

とくに企業側が募集している人数は、2年前の2014年と比較すると20,000人近くも増えています。しかし、業界に入りたい学生の数は、ほとんど変化がありません。簡単に言ってしまえば、仕事はあるけれど人手が足りないのです。

もちろん、この数字は建築業界全体の数字ですので、住宅業界にかぎればもう少し別の数字にはなります。特定の企業にかぎって言えば、前述したように新卒者からの人気もあり、就職倍率が高い企業もあるでしょう。しかし、全体的な数字だけで見た場合、非常に入りやすい業界と言えます。

離職率:人の出入りが激しい業界なのか否か

続いては離職率の話をします。社員が定着しやすい業界なのかどうか、見てください。結論から言ってしまうと、住宅業界全体の離職率は非常に高い、と言わざるをえません。正確な数字はどの会社も出してはいませんが、3年以内の離職率は、50%と言われています。高い会社の場合、離職率は90%にもなるそうです。住宅業界では3年続けばその後も続く人が多く、ほとんどの会社で『入社3年以内かベテランか』という図式になっています。

離職率が高いからこそ、毎年多くの新卒社員を募集します。しかし、それでも人が集りきらないので、業界全体が入りやすくなっているのです。

中途採用:新卒でなくても業界入りのチャンスはある?

離職率が高く、新卒社員が集らないのですから、自然と中途採用を多く行っています。誰もが名前を聞いたことがある大手の住宅会社でも、年中社員募集をしていますので、非常に入りやすい業界です。「増税前の駆け込み需要時期だけ住宅会社で働きたい」と考える人がいる程ですから、やる気さえあれば、いつでも入れる業界だと言えます。新卒者よりも、中途採用者の方にむしろチャンスがある業界だと思います。

まとめ:住宅会社に入るのではなく「◯◯に入りたい!」という意思を持って欲しい

いかがでしたでしょうか。住宅業界について語らせていただきました。かなり厳しいことも言いましたが、これが住宅業界の現実です。高収入も狙える業界であり、たとえ中途採用でも入社しやすい業界です。ただし、離職率は高いので、多少の激務でも頑張っていく覚悟を持ってから、住宅業界には入社してもらいたいものです。

私個人が考えるに、「住宅業界に入りたい」という意思では、なかなか続かない業界だと思います。そうではなく、特定の会社に入りたいという意思で入ってください。たとえば「◯◯会社が作っている家が好き」という気持ちで、◯◯会社に入社することです。自分が販売する商品に惚れ込めば、多少の激務でも耐えられます。また、実際にお客様に営業をする時も、自然とあなたの言葉で営業ができるはずです。そうして営業をしていけば、お客様にも商品の良さが伝わり、ノルマもこなしやすくなっていくでしょう。家を売るのですから、家が好きな人や住まいに興味がある人が入るべき業界です。

たしかに、歩合が大きいため給与面の魅力ばかり気になってしまいますが、売れなければ歩合なんて関係ありません。ただの激務で終ってしまいます。

好きなハウスメーカーをみつけてください。「この会社に入りたい」という気持ちは、「この業界に入りたい」よりも、はるかに強い気持ちです。その気持ちがあれば、住宅業界で成功することができます。奇麗事のように聞こえるかもしれませんが、これが本心です。

Takahiro Takimizu

埼玉県出身。元第二新卒。新卒でメガベンチャーに入社しプログラマーとして勤務するも、自身の実力不足もあり3ヶ月弱で早期退職。その後、2013年にUZUZに入社。UZUZでは新規事業「ウズウズカレッジ」のエンジニアコースを担当。教育研修型の若手人材育成事業に携わる。

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