テレビ業界からインフラエンジニアへ華麗に転身した元バンドマンの話

テレビ業界からインフラエンジニアへ華麗に転身した元バンドマンの話

勉強よりもバンドにのめり込んだ大学時代

大学時代はどんな学生だったんですか?

ひたすら遊びまくってました。友達と昼からお酒を飲み、講義もあまり出ず、ボーリングやカラオケして、深夜家に帰るというどうしようもない学生でした。(笑)ただ、興味があり面白いと思えた講義に関しては、一番前の席に座り誰よりも積極的に受講していました。興味があることへの集中力は昔からありましたね。

バンド活動もやってたみたいですが、どのくらい活動してたんですか?

メタルバンドばかりをコピーするメタルサークルに所属してました。学校行ってもひたすらバンド活動ばっかりやってました。全員メタルTシャツを着て、ロンゲのいかにも怪しい集団の中にいました。ライブでは、ヘドバン、サークルピットし、暴れまわり、他のバンドサークルから怖がられるようなサークルでしたね(笑)

また、大学外でもバンド活動を行い、オリジナル曲を作成し、ライブを月1回程度やってました。オリジナルCDも作成し、コンピレーションアルバムに参加したり、ライブでも200人程お客さんが見に来たりとか、学生バンドにしては結構ちゃんと活動してましたね。

そんだけうまくいってたのにプロは目指さなかったんですね?

プロは目指しませんでした。メンバー全員学生でしたので、就職活動が待ち構えていることを意識しつつも、今やれることを一生懸命頑張ろうという意識で取り組んでいました。みんなメタルバンドのくせに現実的なメンバーだったんですよ。

「おもしろそうなこと」を追い求めてテレビの世界へ

interview_yamamoto_03

どうしてテレビの仕事をしようと思ったんですか?

音楽もそうでしたが、昔から何かを創りあげることが好きでした。なので、何かを生み出し、世に送り出したいなという想いがあって、その一つとして、広告制作を行っている会社に就職しました。

その頃の自分はというと考え方も漠然としてて、まだまだ甘ちゃんだったので、入社後まさかあんなに苦しむとは思ってませんでした。「何か広告つくるってかっこいいな」くらいの気持ちしかありませんでしたね。

完璧舐めてました…。

入社後、某テレビ局のドラマの宣伝番組を制作する部署へ投げ込まれました。一番ひどい時で残業時間は200時間を超えていたと思います。朝方まで仕事してタクシー飛び乗って家に帰ってシャワーだけ浴びて、また局に戻るって生活が続きました。華やかに見えますが、内容は実に泥臭く、本気で過労死ってあるんだな〜とその時に知りました(笑)

テレビ業界って人気はあるけど、かなりブラックだって聞くけど実際どうなんですか?

現場にもよるとは思いますし、私も一年未満しかテレビ業界で働いていませんでした。なので、あまりはっきりとは言えませんが、個人的には結構ブラック度は高いと思います。しかし、それは外部の制作会社に限っての話だと思います。

テレビ局の局員は、納得する高い給料をもらってますが、外部の制作会社は、とんでもなく低い給料で家に帰れない日々を送り、いくつになってもアルバイトの方が高いんじゃないかという給料のままだと思います。会社にもよりけりだとは思いますが。

30代になってもADのままで、20代の局員に使われ、罵倒を浴びせられるとか日常茶飯事なんじゃないですかね。また、みんなすぐ辞めていくので、「どうせすぐ辞めるんでしょ?」という態度でみんな接してくるので、そういう雰囲気は本人に伝わりますからね。

ちなみに私が退職する際に、私の代わりの人が現場に入ってくるのですが、みんな1、2週間ですぐ飛んじゃうので、なかなか引き継ぎできずに辞めちゃいましたね。それが唯一の心残りでした。

なるほど…。ちなみに一番ブラックなエピソードは?

入社してまだ2週間しか経っていないときのエピソードなんですが、1年上の先輩が「俺パチンコに行ってくるからお前仕事やっとけよ!」と言い残し、仕事中パチンコに行ってしまうということがありました。

1時間経っても戻ってこなくて、さらに上の上司から、「あいつどこ行った?」と聞かれ、パチンコに行きましたとも言えず、「知りません」と答えたところ、上司から業務のことを聞かれ、入社して2週間の私は何も分からず、「何で把握してねんだよ!早くあいつ見つけ出して頼んだことやっとけ!」と怒鳴られました。

いくら先輩に電話しても電話に出ず、パチンコから戻ってこないし、早くやれと言われても何が何だか業務内容も全然分からなくて、ここは地獄だと思いましたね。結局2時間してその先輩はパチンコから戻ってきました。それ以降も、よく仕事中パチンコ行ってしまうんで、しばらくしたらクビになって、違う現場飛ばされてましたけどね。

逆に業界らしく「おいしい」思いはできましたか?

実際にドラマの撮影現場に潜入できるのがとても貴重でした。もう一生ないし、忘れられない経験です。自分が作成し、手に持っているカンぺを見ながら、戸田恵梨香さんが番宣していたときは、本当に興奮しました。一生の思い出です。本当に綺麗で素敵な方でした。

テレビの世界で疲弊した反動から一度は公務員を目指す

interview_yamamoto_04

退職に繋がった決定的な出来事ってあったんですか?

先ほどのエピソードであった「パチンコやり過ぎ先輩、現場飛ばされるってよ事件」が決定的なことでした。でも、もっと掘り下げて考えてみると、理由は明確です。「就業環境の苛酷さ」に尽きますね。

今まで自分の過去を振り返るとバンド活動、サークルもそうなのですが、自分自身人を大事にしてお互い意見を良い合って、切磋琢磨してこうということが大好きで、その雰囲気が理想でした。

ライブやって、お客さんが楽しそうにしているのを見ると頑張って良かったなと思えました。しかし、それとは対照的な雰囲気の仕事現場で、どうせすぐ辞めるんだろ?と人を無下にし、陰で悪口ばかり言い合う現場に心の底から居たくないと思いました。

また、いくら頑張っても報われないと思えてしまう環境でした。なぜなら制作して、視聴者の声で感動しましたとか頂くとやって良かったなとは思いますが、給料に見返りがないのです。ある程度頂いていたら、気にならないとは思いますが、手取り14、15万で一人暮らしすらままならない給料で、30代の先輩からもそれから給料全く上がらないよと言われたら、モチベーションが保てませんでした。

実力をつけて、他の会社へ移る、または険しいですが局員を目指すという道もあるとは思いますが、甘かった自分には、もう業界自体が嫌になってしまったんです。それで退職してしまいました。

退職してからの転職活動は何から始めたんですか?

テレビ局で働き、頭がおかしくなっていた自分がまず思ったことは、一つだけでした。「家に帰れる仕事がしたい!」本当にそれだけが頭にありました。「家に帰れる=公務員」しかないのでは…というどうしようもない考えをしていました。これは完全に迷走というやつですね(笑)

約3ヶ月という短期間でしたが、必死に勉強し、国家公務員以外の筆記試験は全て通過したのですが、結局、家に帰りたいという気持ちしかなかったので、面接で全て落ちましたね。

面接途中から自分を再度見つめ直して、ネットで色々見ていて発見した第二新卒ナビ(UZUZが運営する就活メディア)に登録して、転職活動を並行で開始しました。毎回1、2時間面接対策して頂き、考えをまとめることができて、UZUZの川畑さんにはとても感謝しています。

現職で働くことになった決め手って何だったんですか?

会社の扉を開けて、面接官(現在の上司)を見たとき、この方の下で働きたいと直感で思いました。社長もそうですし、面接官(現在の上司)と会話していても、人を大事にする方々というのがバシバシ伝わってきましたし、頑張る人にはそれだけ評価するという姿勢、また、頑張る人にはやりたいことあったらどんどんやらせてくれるというところが決め手でした。

本当に入社できて、今この会社で働けて幸せです。

エンジニアとして成長だけでなく、会社になくてはならない人間になりたい

interview_yamamoto_01

2年半働いてきて何か後悔したことはないんですか?

一切ないですね。むしろ感謝しっぱなしです。今の会社に入社していなかったら、大好きな会社のために何ができるだろうとか本気で考えることはなかったかもしれません。

今の仕事で一番嬉しかったことは何でしょう?

自分で設計して、構築した通りに、何千人ものユーザーが通信して業務を行っていると考えると、震えましたね。何事もなく無事完了したときに、嬉しかったですし、頑張って良かったなと思いました。

あとは、あれだけ悩んで転職活動して面接受ける側にいた自分が、今度は会社側の立場として、川畑さんと採用活動の連絡取り合っているのが、地味に嬉しかったりします。

ぶっちゃけ今後のキャリア、転職についてはどう考えてますか?

目先の目標としては、まだ知識も経験も浅いため、これからも必死に勉強し、経験を積み重ね、何か予想外の事態が生じても、冷静に解決できるようになりたいです。お客様の環境に導入する際に、どれだけ準備をして、評価試験を実施しても、何かしら予想外の事態が生じることがあるため、1分1秒でも早く解決できるようになりたいです。

また、案件を自ら広げていけるような存在になり、自分のグループを作れたらと考えています。転職については、現在は今の会社で働いていくことしか考えていませんが、もしその時がきましたら、UZUZさんご紹介お願いします(笑)

UZUZのサービス一覧

第二新卒の方はこちら!
入社後の定着率は驚異の93%!登録者一人ひとりに合わせたサポートで第二新卒の皆さんの転職を支援!UZUZの『第二新卒ナビ』

既卒・フリーターの方はこちら!
内定率は83%以上!既卒・フリーターの就活なら人材紹介会社『UZUZ』のサービス『ウズウズキャリアセンター』がおすすめ!

ハイクラスな第二新卒のための「キャリアアップ転職」
『ハイクラス専用』

未経験から仲間と一緒に就活を行いたい方はこちら!
『ウズウズカレッジ』

理系に特化した20代専門の求人/就職サイトはこちら!
「ウズキャリ理系」に無料就活サポートを申し込む

Shotaro Kawabata

株式会社UZUZ専務取締役。元第二新卒。鹿児島出身で高校卒業後、九州大学にて機械航空工学を専攻。大学院へは進学せず、住宅設備メーカーINAX(現:LIXIL)に入社。高校の同級生である今村からの誘いと自身のキャリアチェンジのため、UZUZ立ち上げに参画する。