社長も昔は既卒・第二新卒だったVol.2|虎岩 雅明(株式会社トライワープ)

社長も昔は既卒・第二新卒だったVol.2|虎岩 雅明(株式会社トライワープ)

社長プロフィール

1979年大分県生まれ。千葉大学工学部情報画像工学科から2005年同大学院卒。在学中の2003年に千葉大学生により、地域でパソコンを教える学生サークル「トライワープ」発足。2004年NPO法人化。2007年、株式会社トライワープソリューションズ設立(12年、株式会社トライワープに商号変更)。カッコいい社会人なりたい、体現中。

「『社会人になる』って決めただけだよ。」

朝遅く起きて、授業には遅刻して、ごろごろしていたらいつの間にか夕方になって…そんな普通の大学生だった虎岩さん、なんで、「起業」という道を選択したのか。

「社会人とは何だ?」悩み抜いた新卒時代

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新卒時の就職活動について教えてください

「就業したら社会人なのか。」「社会人ってなんだろう。」そんなことで頭を悩ませてしまったんですね。僕は。新卒時の就職活動に関しては、出遅れ気味で笑。やばいやばいと始めて、名だたる大手にエントリー。適当に受けました。だめそうだなあと思って、大学院と平行して受けて。大学院に受かってヤッターラッキーって大学院行きました。でもね、大学院ってすぐ就活始まるんです。

確かに。大学院行っても意外とゆっくりできないですよね?

そうなんですよ。まあそっから自分の人生のことひたすら考えて。どうしよどうしよって。でも、就職したくなくて。行きたいなって会社が全然なかった。本当行きたいの?ってずっと自問自答してました。ソニーとか、確かにかっこいいけど、本当に、朝さわやかに目覚めてそこ行くぞってなるのかなって。ただ内定が欲しかっただけで、しかも、内定をとるのは、今まで育ててもらった親に喜んでもらうためだけなのかなぁって。社会人って一体なんだろうってずっと考えていたんです。

「社会人=お互いに持ちつ持たれつ」という考え方

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大手に内定取るような人は、こだわらず、悩まずにどんどん就活やるんでしょうけど、まあ私は、一生のことだから悶々と悩んでしまうんですね。そこで、自分の原点に帰ってみた時に、高校生の時にNHKのドキュメンタリーで見た、ビルゲイツへの憧れを思い出したんですね。ビルゲイツは大学生の時に会社を作って、世界にソフトウェアを出して、ジョブズはアップルコンピュータを作って…。

二人とも、社会の役に立つものを作ろうと原点から出発していて。そうゆうのめちゃくちゃかっこいいなって思ってたんです。その時に、彼らは僕が思う究極の社会人だなと思いました。自分にできないことを誰かがやって、誰かにできないことを自分がやる。そんな持ちつ持たれつの中で生きている。そんな、かっこい社会人になりたかった。

そういう人たちのことを世間では『起業家』と呼んでいたんです。

リクナビ解約、カッコいい社会人になりたい!

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じゃあ「カッコいい社会人」になるために起業という選択をしたんですね?

そうなんです。そこから、学生起業家セミナーとかに参加しはじめました。いろんな起業家の人の話を聞いてみたんです。やっぱね。すごい面白かった。就職の企業説明会の話と全然違うと思いました。就職セミナーの話だと、会社に入ったら、名刺交換の研修から入って、何歳くらいで課長になって、部長になって、こんな事業携わることができて、、とカリキュラムが決まっていて、失敗しないように設計されていたんです。起業家の方は、いや、失敗しかしないだろう(笑)という話ばっかり。

でも、皆夢みたいのがあって、俺はこれをやりたいんだ、で、やってみて、大失敗してって話で。すごく楽しそうだった。

皆、片っ端から自分の人生否定しないんです。皆、自分の人生後悔しないんだな、ああ、それでいいんだな、だったらやろうと直感で思いました。どれを選んでも、それを正解にする人生を作って行けばいいかなと。

だって、後悔している人を捜し続けたんだけど、いないんだよね。これが。次の日リクナビ解約しました。つまり、僕の就職活動は、起業するということで幕を閉じます!

結構、感覚で決めてるんですね。最終的には。

「感覚でいいんだ」とはなったね。

あ、でも普通だと思います。全然すごいということではなく。大学時代授業は好きじゃなくて、よくいる普通の大学生でした。寝坊して、テレビみて、夕方までだらだらしていたんだけど、大人になってからやっちゃだめだと我ながら思って。笑

僕は、どんなに大変な時でも、「朝きたぜえ〜!!」「よし今日どうにかしなきゃって」ってさわやかに目覚めることができる朝を手にいれたいと思いました。「起きたくない」と目覚めることがないように。

就職する人は、「カッコいいサラリーマンになる」って決まったからリクナビ登録してるんだと思います。かっこいいサラリーマンになりたいのと一緒で、僕は、「かっこいい社会人になりたい」って思っただけです。

既卒の方へメッセージ 明日やりたいことを「今日」やってください。

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最後に既卒の方へメッセージをお願いします!

既卒や第二新卒になってしまった人は、自分らしく生きるている人だと思う。就活で悩んだ人は、不器用な人が多い。流されることを良しとしなかったんだと思う。逆に社会に疑問を感じている人が多いから、考えることにあきらめなかった人だと思う。

ただ、うじうじしているのが原因とかだったら、早く決めた方がいい。

別に僕はすごいことしたのでもなんでもなくて、就職活動を辞めるレールから外れたってだけ。就職しないで社会人になれる方法を探しただけ。本当、普通の大学生だった。ただ、自分で決めました。

AかBで迷っているんだったら、存分に迷っていいと思う。

だけど、やるかやらないかで迷ったらやる。その後でどうやるか考えた方がいいと思う。

それで、早く失敗するべきで。スキーと一緒で、早くこける方が、上達する。期を待つっていう選択肢はなくて、自分で期を作っていけばいい。失敗したことない大人なんて大した大人じゃない。

リクナビ解約したその次の日にトライワーププロジェクトっていうのを立ち上げて、トライワープって名前つけたら、皆にいきなり「虎岩プー」って呼ばれてさ、いきなりつまづいた。あれ?俺プー太郎?みたいな。笑。決めるって何か捨てることだからね。捨てたら、捨てた以上のものがほしくなる。

だから、最初はめちゃくちゃ悔しかったですよ。海外出張とか、華やかなことを友達はやっているわけです。一方、俺は街でアルバイトよりも立場が保証されていないことやっているわけで。

就職する分には失敗しても、就業者にとってはそんに損はないんじゃない?そこから学べばいいだけで。会社は損するけど。若い人はぎりぎりまで危険をおかそうとして欲しい。優等生なことは大人の方ができるから。

なるほど…何がやりたいことか分からないという人はどうすればいですか?

明日やりたいことを今日やってください。小さなやりたいことをやり続けると一生かけてやりたいことが見つかるんです。たとえば海に行きたいなあと思ったら海に行けばいい。学校いかないで、怒られるかもしれないけど、そうゆう犠牲を若いうちに作っていってさ。

まあ、欲望に従って3日とか続けて海行ってみたら、金なくなって働こってなるわけじゃん。それか、日本の海じゃなくて、ハワイの海に行こうってさらなる欲望が見つかるわけで。そしたら金ないからまた働こってなるわけで。何したららいいか、だんだん分かってくるわけです。

だから、とりあえず、明日やりたいことに、素直になることだね。小さい夢を無視して大きい夢は見られないから。空いている時間にやるなんて無理だから、そこは作った方がいいよ。ちゃんと。

編集部から一言

「明日やりたいことを素直にやる。」確かに。とりあえず私は明日カレーが食べたいしビールが飲みたいです。あと、ニューヨークをテイクアウトのコーヒー片手に闊歩したい。虎岩さんの言葉に従って、素直に行こうと思います。やりたいことがわからない、そんな皆さんも、まず、明日やりたいことをやってみよう。欲望のままに素直に従おうじゃないか。「あ、これ働いて稼がなあかん」ってなるくらいまで。

虎岩さん、ありがとうございました〜!!

取材協力:株式会社トライワープ

Saki Nagasawa

埼玉県出身で五人兄弟の長女。元既卒。新卒時代、新聞記者を目指し就職活動を行うも見事に失敗。その後、ビジネスモデルや理念に共感しUZUZに入社。主にキャリアカウンセリングと営業を担当。日々、就業者の悩みや企業の人事担当の課題に耳を傾け、双方に価値提供できるよう尽力している。