既卒の就活体験談Vol.54|1年半フリーターの既卒がCCNA取ってネットワークエンジニアになるまで

既卒の就活体験談Vol.54|1年半フリーターの既卒がCCNA取ってネットワークエンジニアになるまで

今回の内定者は、大学卒業から居酒屋でフリーターとして1年半働き、あるキッカケで就活を始めたエヌ尾(偽名)さん。商科大学出身のエヌ尾さんは、新卒のときに就職活動を行っていましたが、社会人になることに魅力を感じられず、ドロップアウトをしてしまいました。

何となく周りに流されて社会人になるよりも、当時のアルバイトを継続する方が、自分に向いていると感じたのだと思います。アルバイトの話を聞くと、「ちゃんと考えてバイトをしていたんだな」と感じたことを覚えています。

しかし大学時代から仲が良く、同じように就職活動をドロップアウトした友人の就職が転機となりました。今まで感じてはいたけれど、あまり意識していなかった将来に対する不安が、身近な友人が社会人になることで顕在化してきました。

内定とるまでに何をやったのか?

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周囲の変化により、少しの不安が生まれたエヌ尾さん。友人からの紹介を受け、当社のドアをたたいてくださりました。ここから、エヌ尾さんの就職活動が始まったのでした。

社会人になろうと思ったキッカケを自分の言葉で

私はどんな人でも、就職活動に踏み出すキッカケがあると思っています。もちろん、何となく周りに流されたという理由もありますが、それでは仕事が長続きしません。「焦り」とか「負い目」とか、「誰かに認めて欲しい」とか、そういった強い感情を伴ったキッカケを誰しも感じて、就職活動を始めたんだと思うんです。

だけど、そういった感情は相手に説明するのが難しいですよね。しかしこのようなキッカケは、やはり人の心には響くと思うんです。だからまずは、就職活動のスタートラインに立ったキッカケを、わかりやすく言葉にまとめて整理することが重要なんです。

エヌ尾さんも新卒の就職活動から大学卒業、フリーター時代、友人の就職といった人生のイベントなど…考えを変える転機となったことを、スムーズに話せるようにしました。ちょっと遠回りに見えますが、これを先にやっておくと、なぜ自分が就職活動をしているのか自覚しながら進むことができるのです。

既卒として就職するチャンスがある選択肢から一本化

エヌ尾さんには、やりたいことがありませんでした。友人は木材の仕入れに関わる営業職として就職していました。しかしあまり社交的ではない自分には、営業は向いていないな、と思っていました。しかし商科大学を卒業していたこともあり、安直に考えると営業職希望のほうが、チャンスがあるように感じていたようでした。

「やりたいことがない」ケースは、よくあります。しかしやりたいことは、無理やり見つける必要はありません。なぜなら未経験のことに対してやりたいとは思いませんし、やりたいことがある人も、「やったことはないけど、雑誌やテレビで見てカッコ良かったからやりたい」と言っていることがあります。しかしそのような考え方は安易でしょう。

やりたいことがないエヌ尾さんには、現在の経歴、能力、アルバイト経験を考慮した条件をもとに、現実的な選択肢を提示していきました。

営業職のように他人との競争が伴う仕事ではなく、エヌ尾さんはチームで協力する仕事を希望。そこで、ネットワークエンジニアの応募に集中して申し込みました。

1カ月間の住み込み研修でCCNAを取得

エヌ尾さんは何社か選考を受けましたが、気分屋に見られてしまい、良い印象を与えることはできませんでした。受けた3社は筆記試験と面接で不採用。しかし飲み込みの早いエヌ尾さんは、フィードバックを参考にし、その後は2社から入社前研修の権利を受け取りました。

そのうちの一社で、エヌ尾さんは住み込みの研修を開始。他の同期が研修史上にも残る優秀者だったこともあり、一人だけ進みが遅くなってしまいました。しかしそんな逆境でも全くペースを崩すことなく、CCNA(ネットワークエンジニアの登竜門といわれる資格)を取得することができました。

研修中にもLINEでエヌ尾さんと連絡を取っていましたが、一貫していたのはそのマイペースさでした。周りに流されることなく、自分のやるべきことを実行している点が成長を感じさせました。

CCNAという資格を取ったことで社会人としてのスタートラインに立つ

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無事に住み込み研修でCCNAを取得して、内定を獲得したエヌ尾さん。内定祝いで研修中の話を聞いたところ、何よりも大変だったのは「生活リズムの変化への対応」だったようです。以前のアルバイトが夜間だったこともあり、朝早くからの座学は非常に大変でした。

就職活動を始める前のエヌ尾さんなら、たぶん寝てしまっていたでしょう。しかし眠い目をこすりながら研修を受けられたのは、「一日も早く先に働き始めた友人に追い着きたい!」という気持ちがあったからだと思います。

これからも友人と刺激し合って、時には仕事のグチを言い合いながら頑張ってくださいね!

Shotaro Kawabata

株式会社UZUZ専務取締役。元第二新卒。鹿児島出身で高校卒業後、九州大学にて機械航空工学を専攻。大学院へは進学せず、住宅設備メーカーINAX(現:LIXIL)に入社。高校の同級生である今村からの誘いと自身のキャリアチェンジのため、UZUZ立ち上げに参画する。