既卒の就活体験談Vol.52|恋に破れた14卒の既卒男子が上場企業の営業職で内定取るまでの物語Vol.2

既卒の就活体験談Vol.52|恋に破れた14卒の既卒男子が上場企業の営業職で内定取るまでの物語Vol.2

で、やりたい仕事は何なのさ?

恋は積極的、でも、仕事には消極的な恋林くん

恋に対してはかなり積極的な恋林くん。でも、キャリアカウンセリングを通じて出てきた仕事選びの条件は「営業やりたい」「残業が少なめ」「新規営業少なめ」といったものだった。

「ん?意外と消極的な仕事選びの条件だな。」

考えるより先に体が動いた結果、一世一代の恋に破れ、全てを失った直後だからそれも仕方ないと思いながら、少し肩すかしに合った私。でも、これだけの経験を積んで、キャラクターも人から好かれる、そんな恋林くんなら、この既卒にとって絶望的な条件でも内定取れるんじゃないかと思った。

それじゃ、残業が少なくて、新規営業少なめの営業でいきましょ!

営業を志望している候補者がよく希望する条件として、最もポピュラーなのが、「残業が少なめ」と「新規営業少なめ」なんです。「残業が少なめ」という条件はピンと来るかもしれないが、「新規営業少なめ」という条件には疑問符が付くかもしれないのでちょっと解説しておこう。

つまり、営業には「新規型」と「既存型」というものがある。「ルート営業」と言うとピンと来る人もいるかもしれない。既存型の営業(ルート営業)だと既に会社間で取引のある企業、もしくは以前取引があった企業を相手にするので、新規型の営業と比べてノルマ達成がそこまで難しくないと言われている。つまり、恋林くんはできれば「長く働ける」営業を希望していたのだ。

もちろん、そんな好条件の未経験営業はそんなに市場に転がっているわけではない。ということで、数少ない選択肢を少しでも増やすため、その場で取引企業の採用担当者に電話で求人状況を確認することに。何だかんだで希望に合う求人を5つ程度準備することができた。

新しく出てきた「規模が大きい」という条件

一応、条件に合う求人を5社くらい紹介したところで、エントリー希望をきいたところ3社しかない。他の2社も条件は満たしているはず。どうして2社は違うのか聞いてみると、

「やっぱり…規模が大きい方が良いですよね?安定しているし。」

おいおい。条件多くなってるし。いや、待て待て。一世一代の恋に破れた直後なんだから、多少安定志向に偏るのは自然なことだ。それなら3社エントリーから始めてみようじゃないか、と。就活で何よりも大事なことは動きを止めないこと。悶々と就活中に考えてしまうと、空白期間は伸びるわ、ネガティブなことばかり考えてしまうわで良いことが何もない。

面接初戦でいきなり内定獲得、しかし

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面接初戦は企業向け社宅提案営業

恋林くんの面接初戦は企業向けに社宅となる不動産を提案する営業職。「不動産」と聞くと新規のテレアポノルマもあり、ちょっとキツい営業職なんじゃないかと思ったそこのあなた。「不動産」に関わる営業が全てブラックだと思ったら大間違い。この求人のように企業向け(BtoB)、取引先と長期的に付き合って行く(既存型)といった「不動産」関連の営業職もあるんですな。

面接初戦ということもあってか、持ち前の人懐っこさを存分に発揮した恋林くん。不動産で長年結果を出し続けた猛者だからこそ、彼の人たらしの素質を見破ったのだろう。一次面接で一発内定。ビギナーズラックとは、まさにこのこと。初戦を見事飾った恋林くんだが、その結果を報告したときの顔はなぜか浮かなかった。

内定獲得するも、「立ち上げメンバー」なので辞退

条件に比較的合っている求人で内定を獲得したはずの恋林くん。でも、最後に出した結論は何と内定辞退。今回の求人が横浜営業所を新しく立ち上げるべく、営業所の新メンバーを募集していたことが理由のようだった。

「立ち上げメンバーって、組織として機能していない中働くってことだから、残業多そう。」

確かに、立ち上げメンバーなんだからやることが多くなるのは予想できる。しかし、辞退理由がかなり消極的だな。こりゃ長期戦になるかもしれないなと一抹の不安を覚える面接初戦だった。そして、次戦は恋林くんの第一志望である上場企業の営業職の面接だったのである。

次号「卒業生の声Vol.52|恋に破れた14卒の既卒男子が上場企業の営業職で内定取るまでの物語Vol.3」に続く

Shotaro Kawabata

株式会社UZUZ専務取締役。元第二新卒。鹿児島出身で高校卒業後、九州大学にて機械航空工学を専攻。大学院へは進学せず、住宅設備メーカーINAX(現:LIXIL)に入社。高校の同級生である今村からの誘いと自身のキャリアチェンジのため、UZUZ立ち上げに参画する。