既卒の就活体験談Vol.52|恋に破れた14卒の既卒男子が上場企業の営業職で内定取るまでの物語

既卒の就活体験談Vol.52|恋に破れた14卒の既卒男子が上場企業の営業職で内定取るまでの物語

人生を賭けた、一世一代の恋に破れた既卒男子

ラブストーリーを語る男は突然に

既卒男子(ここでは恋林くんとしよう)との出会いは、確かワールドカップ真っ最中の6月だったと思う。初回のキャリアカウンセリングは私ではなく、弊社/HIROKIだったと思う。事務所にちょこちょこ笑い声が聞こえてきたのを覚えている。

「SHOTARO、この候補者は最高だ!たぶんお前が好きなタイプだって!」

そう言って、事務所に入ってきたHIROKI。ちょうどその時、少し真剣に違う仕事をしていた私は、「おいおい、それどころじゃないよ…。」と心ここに在らずといった状態で恋林さんのカウンセリング中のブースへ行くのだった。

「さて、何がそんなに面白いんだい?聞いてやろうじゃないの、と。」

初対面の印象は、「ノリが良さそうなお兄ちゃん」といった風貌の恋林くん。恋林くんの恋バナを聞くと、みるみる引き込まれて行く私。「こいつ、何て良いヤツなんだ。てか、そんな恋、あるんや!?」と一瞬でファンになってしまった。

そんな恋、あるんや!?

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ざっと搔い摘んで恋林くんの恋バナをまとめると、こんな感じ。

新卒の就活も終わり、最後の学生生活を満喫していた恋林くん

そんな恋林くんのバイト先に運命の人(ここでは檀ミツさんとしよう)がやって来る

店員としての接客も忘れて、恋に落ちる恋林くん

後日、飲みに行き、気持ちを伝える恋林くん

しかし、檀ミツさんはバツイチ、さらに子持ち…しかも奈良在住という悲劇

でもこの恋は運命の恋だと感じた恋林くんは内定辞退して奈良行きを決意

親の大反対に合うも、檀ミツさんと結婚するべく裸一貫で奈良へ

無職では結婚も、子供を養うこともできないので、関西で職探し

奈良で町工場の製造ラインで働こうとした矢先「やっぱり結婚は無理だよ…」

「そ、そんな…」食い下がるも家から追い出されてしまう恋林くん

3ヶ月足らずでフラレてしまい、全てを失って地元に帰ってきたのだった

この男の就活をサポートしたい!檀ミツさんにリベンジしよう!

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まず思った感想としては、「なんて可哀想なヤツなんだ」だった。でも、そんな恋破れた話をしている恋林くんの顔はどこか吹っ切れていた。たぶん彼は奈良に行く時に全てを天秤に掛けて、それでも奈良に行こうと決めたはず。だから、こんな結果になったことにも後悔していなかったんだと思う。

「よし!就職して、立派な社会人になって、檀ミツさんを見返してやろうじゃないか!」

何かようわからんけど、この恋林くんは人を惹き付ける得体の知れない魅力を持っていた。そして、単純に面白くて良いヤツだった。私は底抜けに明るく笑い、行動のほとんどが勢いで決まっているヤツが大好きだ。

一生の内でこんなに夢中になる恋をした恋林くんは、きっとすばらしい人生経験を積んだんだと思う。そんな素敵な経験をした彼なら、きっと内定は取れる、そう確信したのだった。そして、恋林くんの2ヶ月に及ぶ既卒就活が始まる。

次号「卒業生の声Vol.52|恋に破れた14卒の既卒男子が上場企業の営業職で内定取るまでの物語Vol.2」に続く

Shotaro Kawabata

株式会社UZUZ専務取締役。元第二新卒。鹿児島出身で高校卒業後、九州大学にて機械航空工学を専攻。大学院へは進学せず、住宅設備メーカーINAX(現:LIXIL)に入社。高校の同級生である今村からの誘いと自身のキャリアチェンジのため、UZUZ立ち上げに参画する。