ビジネスパーソン仮置き

既卒のためのビジネスパーソン紹介|原田 泳幸

Shotaro Kawabata

既卒のためのビジネスパーソン紹介|原田 泳幸

第一弾は最近マクドナルドからベネッセの代表に就任した原田泳幸氏

就職活動をやるのであれば、知っておきたいビジネス界の偉人たち。そんな仕事偉人たちを紹介していく第一弾は原田泳幸氏です。言わずと知れたマクドナルドを再建した原田泳幸氏はベネッセでも同じ成功を成し遂げることができるのか?これまでの原田泳幸氏の歴史を見ていきましょう。

アップルコンピュータ・ジャパン(現:アップル)時代

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1990年にアップルコンピュータ・ジャパン(現:アップル)に入社してマーケティング部長として入社します。前職で培ったマーケティングの経験を活かし、アップルコンピュータ・ジャパンで成果を出し、1997年には代表取締役に就任。アップルの代名詞でもある「iPod」「iMac」のイメージ戦略を成功に導いています。当時はウィンドウズが市場を占有している中、マッキントッシュの知名度を上げ、今日のアップルの隆盛の基礎を築いたと言えます。

マクドナルド時代

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7期連続マイナス成長から8期連続プラス成長へ

アップルでの成功から次に飛び込んだのは、外食産業だった。当時、IT業界から全くの畑違いである外食業界へ挑戦するということで、そのトップ就任は衝撃的だった。しかし、外食業界全体が前年割れを常態化している状況では、むしろ業界では非常識な改革だったことで急激に業績を立て直している。

その改革は「原田マジック」と評され、経済界で原田泳幸の名を知らしめた。その具体的な改革はこんな感じ。

1.基本に立ち返るQSC(Quality:品質、Service:サービス、Cleanliness:清潔さ)の徹底
2.作り置きを止め、「Made for you(注文を受けてから作る)」に変更
3.「100円マック」などの高価値(価値>価格)商品ラインナップの開発
4.「地域別価格」の導入
5.トップダウン型からボトムアップ型への変換(従業員満足度を向上)
6.24時間営業の本格実施

東日本大震災後の急激な業績悪化

東日本大震災後にはマーケティング戦略が裏目に出ることも。注文時間の短縮による回転率アップを狙い、レジカウンターのメニューを廃止する奇策に打って出たが、顧客からの猛烈な反対により最終的にはメニューを復活することになる。また、60秒以内に商品を提供できなければ無料券を配布するキャンペーンでは、調理スタッフが急ぐあまり、商品の質が落ちたことで不評を買っている。マクドナルド時代の終盤では、業績不振から脱却できずに2013年に代表権を譲ることになる。

ベネッセ時代

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そして、約一年間の沈黙からベネッセの代表取締役に就任。これからベネッセでどのような手腕を発揮するのか?既に着手している改革としてはこんなところ。

1.タブレット端末による進研ゼミ受講の促進(アンテナショップの新設)
2.事業の多角化(ベルリッツ事業、語学事業、介護事業など)
3.国内市場だけでなく、中国、インドネシアへの進出を画策

まだまだ結果が出るまでには時間がかかりますが、今後のベネッセの動きからは目が離せないですね。持ち前のマーケティング理論が教育業界をどのように変えるのか乞うご期待。

Shotaro Kawabata

株式会社UZUZ専務取締役。元第二新卒。鹿児島出身で高校卒業後、九州大学にて機械航空工学を専攻。大学院へは進学せず、住宅設備メーカーINAX(現:LIXIL)に入社。高校の同級生である今村からの誘いと自身のキャリアチェンジのため、UZUZ立ち上げに参画する。

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