精神疾患&大学中退を飛び越えた既卒男子Vol.2|社会復帰のためのリワーク編

精神疾患&大学中退を飛び越えた既卒男子Vol.2|社会復帰のためのリワーク編

ミスターMの社会復帰に一役買ったリワークとは?

大変長らくお待たせ致しました。待望の精神疾患&大学中退を飛び越えた男の第二弾です!

ちなみに現在のミスターMの状況としては現職でかなりのポジションを任されている
こともあり、めちゃくちゃ忙しい中、執筆をしていただいている状態なのでお許し下さい!

今回はミスターMが25歳だった頃(2009年2月〜5月)に社会復帰のため、リワークへ参加していた時の話になります。ところで、皆さんは「リワーク」って言葉をご存知でしょうか?私は恥ずかしながら、全然知りませんでした。

「リワーク」(Re-Work)とは、ある程度まで回復した休職中のメンタルヘルス不調者を対象に、復職に向けたウォーミングアップを行うことをいいます。いきなり職場へ戻って働きはじめるのではなく、専門の公的機関や医療機関などに通い、オフィスに似た環境で実施されるさまざまな復職支援プログラムを通じて再発リスクを軽減する。療養生活から本格的な職場復帰へ、無理なくスムーズに移行させるのが狙いです。

参考:コトバンク

メンタルヘルス不調者を対象にした復職支援プログラムのことを「リワーク」と呼ぶようですね!メンタルヘルス不調者となり、大学の中退を考えていたミスターMがリワークと出会い、どのように感じたのかを赤裸々に綴ってくれています。
ちなみに精神疾患&大学中退を飛び越えた男Vol.2|社会復帰のためのリワーク編(今回の記事)、精神疾患&大学中退を飛び越えた男Vol.3|デイケア前編精神疾患&大学中退を飛び越えた男Vol.4|デイケア後編の文章は2009年当時にミスターMが書いてくれたものなので、リアルな当時の感情を感じられると思います。

リワークまで(2009年2月〜3月/当時25才)

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きっかけは些細なことであった。2月の下旬であったかと思う。新聞のテレビ欄を見ていて、NHKスペシャルでうつ病治療の最先端の特集をやるということで布団に包まりながら見たのを覚えている。そこに直接的にデイケア、という場所が出てきたわけではない。テレビに出てきたのは、いわゆるリワークと呼ばれる、休職をした人たちが復職をするためのプログラムであった。

当時の筆者は、大学を卒業できないことが判明し、高卒で障害枠というかたちで就職活動はしていたが(障害者枠での就職のために障害者手帳をわざわざ取得していた。)、それほど力を入れていたわけでもなかった。事実、大学退学者がどのように就職活動を行えばよいのかわかってもいなかった。何より、引きこもり気味の筆者の状態が一番問題であったといえる。ただ自分自身に対する危機感は大きかったと思う。何かをしなければいけないことはわかっていた。リワークに対しては前々から興味を持っていたのは事実であったが、筆者程度のレベルの人間が行ってよいところなのかどうかはわかっていなかった。障害者手帳を所持する身でありながら、やはりそういうところに行くのは気恥ずかしいという想いもあった。

ただネットで調べているうちに、リワークのプログラムである復職への準備の中にどうやら就職への斡旋なども含まれるらしいということがわかった。これは就職活動で躓いていた筆者にとって大きな希望である。これは自分の背中を後押しする大きな要因だった。とりあえず主治医に「リワークに行きたい」と打ち明けてみることにした。

主治医とは5年ほどの付き合いになるが、正直リワークに行きたいというのは恥ずかしかった。それでも自分のことであるからNHKスペシャルを見た翌週の通院日には興味がある旨を伝えた。そうすると、意外にも主治医も前向きで、棚からパンフレットを取り出してくる。紹介してくれたのは2ヶ所で、AセンターとBセンターである。渡してもらったコピーをもとに早速電話してみると、Aセンターは3月中旬に説明会があるとのこと。Bセンターは5月のGW明けと言われる。そこまでは待っていられないので、Aセンターの説明会に予約を申し込んだ。

リワークでうろちょろ(2009年3月〜)

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3月中旬、寒さも緩み始めた穏やかな気候の中、その日は午前中から診察だったため早起きした。説明会が午後の13時半からだったためである。診察後、A駅から某線に乗り、B駅で乗り換え、目的地であるC駅へ。一駅前のD駅を過ぎると左手に鬱蒼とした森が広がり、その中にAセンターという張り紙のしてある建物が見えた。駅を降りると前年に親戚の集まりで一回来たことがある場所だったのを思い出し、「これも何かの縁かな」と思うようになった。

Aセンターの建物は汚いというほどではないが、そこそこ年月が経ったと思わせる建物である。入ると吹き抜けのロビーがあり、その一角の受付に申し出て、説明会の部屋に向かった。驚いた。満席とはいかないまでも、それとおぼしき親子連れを中心に30人ほどの人がいて、部屋は満席に近い。どうも「リワークコース」「デイケアコース」「入院コース」を含めて一緒くたにされているらしい。説明会といっても映像上映と実際の施設案内だけで、何をやるかのかまではあまりよくわからなかった。映像は古いらしく、昭和のイメージビデオ、といった趣であった。何より毎日昼夜逆転の生活をしていたのに、珍しく早起きをしたためか、睡魔が襲ってくる。何とか耐え、リワークで使用する施設の見学。午前中のプログラムである木工作業の部屋(講師の方がやってくるらしい)やクリーニング室の見学。正直「こんなところで何ヶ月も過ごすのはあまり気が進まないな」とは思ったが、部屋に戻ってからリターンワークコースの申し込み用紙に記入をした。帰り際にロビーで一通り面談を受ける。ちょっとワクワクした気持ちになった。

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ここで筆者の進路のことを書いておくと、大学を満期退学した状態で何とかならないかとあがいていたところ、大学の経済の教務で独立行政法人大学評価・学位授与機構を教えてもらった。これも一つの転機であった。つまりこれまでのT大学での取得単位と、他大学(T大では科目等履修生を取っていない)での科目等履修生での取得単位数を合わせて124単位になれば、学位授与機構に申請、試験を受け、合格すれば、学位授与機構が認定した大卒と同等の学士がもらえるというものである。果たしてこの学士が就職にあたってどの程度の助けになるかははっきり言ってよくわからない。ただ、ないよりかは数倍はマシであろう。親とも相談してこの学士の取得を目標とすることになった。よって10月から他大学の科目等履修生として通学することになる。ちょうど親との関係も修復され、諸事情もあり実家に帰ってこないか、といわれていた時のことであった。筆者にも異存はなかった。ただAセンターは公立の施設であるから隣の県の実家に引っ越してしまえば通えなくなる。できれば早く通いたかった。ただ、この直近の復帰目標が筆者の人生を大きく変えることになる。

早く通いたかったものの定員はいっぱいで1ヶ月か2ヶ月はかかります、とは言われている。1週間したら電話がかかってきて、確認のように待ってくださいとのこと。その後、思いのほか早く電話がかかってきて、4月の下旬だったと思うが、リワーク担当の方との面接になった。もはや何を話したか覚えていないが、1時間近く、あるいはそれよりもっとか、今の状況に始まって病気を発症した原因、それからこれまでのことをかなり根掘り葉掘り聞かれた覚えがある。発症前のことも聞かれたと思う。もっとも筆者はお喋りなので、結構色々な話をした記憶がある。

その後、正式通所の前に朝起きられるかをチェックする一週間のお試し通所があるということになった。この生活リズムに関しては、個人的にもそうであったし、主治医にも改善を求められていた事項であった。人間関係やコミュニケーションに問題を感じていなかった筆者としては、通う目的の大半はここにあったと言ってもよい。正直そういうこともあって、あまり自信はなかったのだが、一週間は通わなくては振るい落とされてしまうし、そもそもここで一週間すら通えないようであればこの先も駄目であろう。もっとも間にGWを挟むという変則日程であったため(また水曜日は会議などがあるためかプログラム自体がお休み)、お試し通所は5月上旬まで続くはずであった。

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はずであった、というのは結局7日間通うことがなかったからである。それは決して筆者がお試し通所を休み続けたからではない。1日休んだのは事実ではあるが、これを解説するためにはお試し通所で何をするかを解説しなければならない。お試し通所は9時までに会話室という小部屋に集まり、所定の用紙に前日に何をしたか1日の大まかなスケジュールを書き込み、今の気分や昨夜の睡眠状況、その日に何をやるか各々目標を書き込むといったものである。その後15分になるとパラパラと建物の前に集合しラジオ体操をする。これはお試し組だけではなく、実際にリワークのプログラムに通われている人たちやその他ラジオ体操をやりたい人たちが各自好きなように出席しているようであった。個人的には中学生以来振りかというラジオ体操が楽しくて密かに楽しみにしていたのであるが、その楽しみは最終日近くに奪われたのであった。。。

さて、リワークを楽しんでいたミスターMに何が起るのか!?

次は精神疾患&大学中退を飛び越えた男Vol.3|デイケア前編です!

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