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既卒のための業界解説|今キてる!インフラエンジニア(ネットワークエンジニア)の業務内容とは?

Shotaro Kawabata

既卒のための業界解説|今キてる!インフラエンジニア(ネットワークエンジニア)の業務内容とは?

皆さんは『インフラエンジニア』という仕事を知っていますか?インフラエンジニアとは、簡単に言ってしまえば、私たちが普段何気なく使っているネットワーク環境を作り、快適に使えるよう整備してくれるエンジニアを指します。

そもそも、電気・ガス・水道・交通など、私たちの生活の基盤になっているものを『インフラ』と呼びますよね。IT業界のインフラもこれと同じで、私たちがネットワークを通じてデータ等のやり取りを円滑に行えるよう、インフラエンジニアが基盤を整えてくれているのです。いわば『縁の下の力持ち』的な存在というわけです。

そんなインフラエンジニアの業務内容と聞いても、何が何だか全くわからないですよね?私もそうでした。と言うより、今もそんなにわかっていないのかもしれません。でも、就職活動で必要とされるレベルの知識は持っていた方がいい!ということでここでは簡単にインフラエンジニアの業務内容について解説していこうと思います。

インフラエンジニアの業務内容【その1】:インフラ設計

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インフラ(ここではITインフラ)を作る際には、余程のインフラマニアではないからには、ただの趣味で作るということはないでしょう。だって、かなりお金がかかってしまいますもん。ということで、インフラを作る際には、必ず「目的」があります。まずは、その目的をしっかり考え、その目的をクリアできる「機能」や「性能」を「要件」として書き出します。これがたまに出てくる「要件定義」という作業になります。

要件が決まったら、次に行うことは「設計書」の作成です。なぜ書類を作るのかと言うと、自分の頭だけに情報があると、常に全体像がわかっているのは自分だけという状況になってしまうからです。

インフラを創り出す仕事は、大規模なプロジェクトになることがほとんどです。一人でできることなんて高が知れているのです。だから、プロジェクトメンバーが一つの仕事をするための共通項として設計書なるものが必要になるのです。具体的に設計書にはどのようなことが書かれているのかというと、こんな感じのようです。

  • どのようなインフラか?(インフラのスペック)
  • どのくらいの予算か?(インフラ構築のコスト)
  • どのくらいの期間か?(プロジェクト期間)

まとめると、何か作る際には、ちゃんと計画しないと上手くいかないので、まずはしっかり計画しましょうね!ってことです。皆さんも今日の夕飯を考える時には、「今、何が食べたいか?」「予算はいくらか?」「調理する時間はどのくらいか?」を考えてからスーパーに買い出しに行きますよね?ざっくり言うと、それと同じだと考えてみてください。設計書はと言うと、例えば自分以外の人に買い出しを頼む時は材料をリスト化しますよね?それと同じことです。

インフラ設計に求められる能力(つまり身に付く能力)

  • クライアントから要件に繋がるニーズをヒアリングするための高いコミュニケーション能力
  • 抽象的なニーズを具体的な要件に落とし込む企画力
  • 誰が見てもわかりやすい設計書を書くためのドキュメント作成能力
  • もちろん高いレベルでのITインフラの専門知識と経験

インフラエンジニアの業務内容【その2】:インフラ構築

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設計書が上がってきたら、いよいよ構築作業に入ります。設計書を元に必要な「機器」や「ソフトウェア」の発注を行うことから本格的な構築作業のスタートです。インフラを構成する「機器」や「ソフトウェア」をベンダー等に発注して、到着次第、作業開始となります。その後の作業フローは次のようになります。

  • 機器の運搬(必要な機器を現場に運搬)
  • 機器の組み立て(機器自体に組み立て作業が伴う場合)
  • 機器の取り付け(機器同士を配線で接続)
  • ソフトウェアのインストール・設定(必要な機能を追加する)
  • 動作・負荷テスト(構築したインフラに対する機能の確認と限界点の把握)

結構盛りだくさんですよね?でも、考えてみてください。自分でPCを買っても、規模の大小は違えど、そんなにやっていることは変わらないんです。例えば、PCを買ったら、もちろん自宅へ持って帰りますよね?(機器の運搬)さらに、PC本体に何かしら取り付ける部品(マウス等)もあるかと思います。(機器の組み立て)

そして、もちろんネットに繋げるためにLANケーブルなりWi-Fiなりと接続しますよね?(機器の取り付け)そして起動後には、使用したいソフトをインストールしますよね?アプリのダウンロードの方がイメージしやすいかもしれません。(ソフトウェアのインストール・設定)そして、何かソフトなりアプリなりを設定したら、ちゃんと設定されてるか確かめますよね?(動作・負荷テスト)

インフラエンジニアの業務はもう少しスケールが大きいバージョンだと思ってください。

インフラ構築に求められる能力(つまり身に付く能力)

  • 何と言ってもインフラ構築の経験から来る作業効率の高さ
  • 現場では大人数での作業となりますので、管理能力は必須
  • ネットワーク、サーバともに広範囲を網羅する知識
  • 意外とインフラ機器は重量物なので、体力も重要

インフラエンジニアの業務内容【その3】:インフラ運用

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ITインフラは構築が完了しても、「はい、これで終わり!」とはいきません。実際、構築が完了し、いざ使い始めてからの方がむしろ仕事は多いのです。インフラはもちろん24時間365日稼働することを求められています。なので、間違ってもインフラが使えない時間帯、曜日があってはマズいのです。

皆さんもネットに繋がらない時間帯、曜日があったら困りますよね?インフラを何事もなく24時間365日稼働させ続けることは、設計・構築以上に重要な仕事と言えるかもしれません。

インフラ運用業務は大きく分けると「障害対応」「キャパシティ管理」「インフラ起因でない原因の切り分け」の3つがあります。その3つの業務について、少し詳しく解説していきます。

障害対応

障害対応では大半の業務が、ハードウェア(サーバ、スイッチ等の機器)の故障対応、急激なアクセス増への対策、不適切な権限設定(間違えてアクセス権限を剥奪する等)によるアクセス不可への対応となります。つまり、何かインフラに不具合が発生した際に対応するトラブルシューティングのような業務となります。ホントにインフラってのは、放っとけないヤツですね。

キャパシティ管理

キャパシティ管理業務は、インフラを設計した際に想定していたアクセス数、データ量と実際にインフラを稼働してからのアクセス数、データ量の間にギャップが発生したときの対応業務です。具体的には、インフラ全体のキャパシティが不足している場合はインフラを増強し、逆にキャパシティが余っている場合は縮小します。

簡単に言うと、設計時に予想していた使用環境と実際の使用環境のギャップを逐一埋める業務ということですね。使用環境にちょうど良いインフラになるように調整してるんです。

インフラ起因でない原因の切り分け

この業務はシステムに障害(トラブル)が発生した場合、コールセンターや他部署からインフラエンジニアに問い合わせがあった際にインフラ起因ではない障害を切り分ける作業になります。

システム障害には、大きく分けて「インフラ起因の障害」と「インフラ起因ではない障害」の2つがあります。ここで言う「インフラ起因ではない障害」とは、プログラムのバグ(間違い)やアプリケーションの設定ミス等が原因で発生する障害のことです。つまり、インフラとは全く関係がない障害ということになります。

インフラエンジニアと関係のない障害をインフラエンジニアが担当する必要がないので、切り分けているということですね。

冒頭でも軽くお伝えしましたが、ITのシステムというものは、インフラという基盤の上にアプリケーションやプログラムが動いています。例えるなら、車道や歩道(インフラ)の上を車やバイク・自転車・人が移動している光景を想像してみてください。

自転車が赤信号を無視して車と事故を起こしたのに、「道路の構造が悪い」「信号の時間設定が悪い」という話にならないように、インフラに関係のある仕事だけを主に担当するのがインフラエンジニアの業務となります。

インフラ運用に求められる能力(つまり身に付く能力)

  • インフラ運用はチームで行う業務が多いので、チームに溶け込む社交性
  • チームで行う業務だからこそ、頻度と質が高い報告・連絡
  • ITインフラに関する基礎的な専門知識全般

どうしてインフラ運用は未経験・文系を採用することができるの?

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インフラ運用業務は大規模インフラの場合、かなり大人数のプロジェクトチームを組む必要があります。ほとんどの企業では自社内で運用チームを編成して対応するというよりも、ITインフラの運用管理会社にアウトソース(外注)しているケースが多いようです。

インフラ構築はほとんどが一回限りの仕事になりますが、インフラ運用はインフラが稼働する限り仕事はなくならないのです。ほぼ半永久的に仕事が続いていくということでは、実は公務員並みに安定している仕事とも言えます。さらに、近年より大規模なインフラの需要が増えており、構築業務はもちろん運用業務の需要も増えてきています。

需要が高まっていれば当然人を増やしていく必要がありますよね。しかし、キャリアカウンセラーとして採用の現状を間近で見ていると、「採用しても採用しても現場の需要に追いつかない!」と人手不足に悩む企業が多いなというのを肌で感じます。そこで各企業は経験者だけにとどまらず、未経験者・文系出身者も採用して人員の補填を図っているわけですが、どうして未経験、しかも文系を採用することができるのでしょうか?

未経験者も安心な研修を用意しているから

上記でインフラエンジニアはアウトソーシングされる方が多いと書きましたが、これが未経験者を採用している理由の一つに繋がります。アウトソースすることを前提としているからこそ、しっかりと研修を行ってから派遣先に送り出す必要があるのです。

インフラエンジニアはクライアントと長期的に付き合う仕事ですので、教育不十分な人材をクライアント先に派遣することはできません。ですが未経験の方は業務に関する知識がありませんので、未経験の方でも業務を行うことができるよう入社前や入社後に研修を行っている企業が多いのです。

資格の取得を研修に組み込んでいる企業もあれば、現場での業務に近い実践的な研修を行う企業もあります。内容は企業によって異なりますが、このような研修を2週間から1ヶ月、長いところでは3ヶ月ほど行ってくれるので未経験の方でも安心というわけです。未経験なのでその分勉強は大変だと思いますが、会社側がサポートをしてくれるのはありがたいですよね。

既卒や第二新卒を採用する企業にも研修を行ってくれる会社は沢山ありますが、やはり新卒ほどの丁寧さはない企業もあります。しかししっかりとした研修を行うことが前提のインフラエンジニアは、未経験からスタートするには恵まれている仕事と言えそうです。

インフラエンジニアは『対人能力』が必要な仕事だから

インフラエンジニア、特にインフラ運用はチームで業務にあたることがほとんどです。また、障害が起こった場合には、クライアントにどのような状況なのかを正しくヒアリングする力や、障害の原因等を分かりやすく説明する力が求められます。つまり、『対人能力』が必要不可欠な業務というわけです。

エンジニアと聞くと「それって理系の仕事なんじゃ…」と不安に思う方もいますが、インフラエンジニアは『対人能力』に優れている文系の方が活躍できる仕事と言えます。もちろん理系の方に対人能力がないとは思いませんが、やはり文系の方のほうが長けているなと感じます。(私も理系出身でこれまで理系の方をたくさん見てきたので…)

生まれもったコミュニケーション能力(対人能力)を後から鍛える場合と、全く知らない知識を後から覚えていく場合なら、後者の方が格段に楽です。知識を覚えることに関しては勉強すればある程度なんとかなりますが、コミュニケーション能力はそう簡単にどうこうなる話ではないですからね。そんなわけで文系の方を欲しがる企業は意外にもたくさんあるのです。

インフラエンジニアとして働くメリット

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インフラエンジニアとして働くことで得られるメリットがいくつかあります。

手に職をつけることができる

インフラエンジニアは資格を武器にして働くことが可能です。もちろん資格を持っていなくても活躍している人はたくさんいますが、アウトソーシングを行う企業で働いた場合、資格を持っていることが自分のアピール材料になります。

ちなみに未経験者の場合、企業によって推奨している資格が異なるので一概には言えませんが、まずは『CCNA』や『LPIC1』といった資格から取得を目指すことが一般的です。CCNAもLPICもインフラエンジニアの登竜門的資格と言われていますが、残念ながらその合格率は公開されていません。しかし、UZUZがご紹介している企業の中には約3週間でCCNA取得を目指す企業もあり、実際ほとんどの方が合格することができています。

もちろんそれなりの勉強は必要ですし「資格があれば全てOK!」というわけではありませんが、実務に直結する資格であることは間違いないので、「手に職をつけて働きたい!」と考えている方にとっては大きなプラスポイントと言えそうです。

女性でも活躍することができる

「エンジニアには男性が多い」というイメージを持つ方もいるかもしれません。もちろんまだ男性のほうが多い仕事ではあるのですが、UZUZで就活を行う方々を見ていると、女性でインフラエンジニアになる方が増えてきているように思います。

それは企業側でも同じです。インフラエンジニアは業務の内容上シフト制であることが多く、場合によっては夜勤が発生することもあります。ですが、UZUZがご紹介している企業の中には、「女性は夜勤のある案件に配属しない」「妊娠・出産した女性社員は夕方で勤務が終わる案件に配属する」など、女性に配慮した取り組みを行っているところもあるのです。

このように女性が働きやすい環境が整い始めたのも、インフラエンジニアの需要が高まってきたことが関係していると言えそうです。「インフラエンジニアに挑戦してみたい」と考えている女性の方は今がチャンスかもしれません。

チームで働くことができる

上記でも少し触れましたが、インフラエンジニアは基本的にチームで仕事を行います。一人で黙々と業務にあたるというよりかは、メンバーで業務を分担しコミュニケーションを取りながら働くことが求められます。クライアント先で働くときも一人でクライアント先に出向くのではなく、同じ会社の社員何人かがまとまって行くことがほとんどですので、『エンジニア=孤独』と感じている方は安心して働くことができるかと思います。

逆に「周りとコミュニケーションを取らず黙々と作業を続けたい」と感じている人にとってはマイナスポイントになってしまうかもしれません(笑)

実際のところ未経験からインフラエンジニアになれるの?

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そうは言っても、本当に未経験からインフラエンジニアになれるのか疑問を持つ人は多いと思います。それもそうですよね。今まで全く知らない仕事だったわけですし不安に思ってしまうのも無理はありません。ですが、未経験からインフラエンジニアになることは十分に可能です。

UZUZが就活サポートを行った方の中にも、インフラエンジニアとして新たな一歩を踏み出した方がたくさんいらっしゃいますが、皆さん経験があったわけではありません。むしろほぼ全ての方が未経験からのスタートでした。また、はじめから「インフラエンジニアを目指したい!」と決めている方は実は非常に少ないです。

UZUZに相談に来る方の多くは「営業は自分には向いていないと思う…でも事務職だと求人が少ないし、将来的にスキルも身につかなくて不安…」と思っている方が多いです。お話をしていく中で「将来的には自分にしか出来ない仕事がしたい」「専門的なスキルを身につけて長く安定的に働きたい」という本音の希望を叶えるための選択肢として、インフラエンジニアを選ぶ方がほとんどです。

  • この記事を読んでもう少しインフラエンジニアについて詳しく知りたいと思った
  • 文系からでもエンジニアって目指せるのだろうか?
  • 女性もエンジニアとして働くことってできるのだろうか?
  • インフラエンジニアの離職率って高くないのかな?
  • インフラエンジニアってどんな仕事なの?
  • フリーターで3年ブランクがあるけど大丈夫かな?
  • まだ迷ってるけどちょっと話を聞いてみたい
  • IT業界ってどんな働き方をするんだろう?

UZUZでは、上記のような質問に対して実際にインフラエンジニアとして働いている方々のリアルな声をお伝えするようにしています。わからないままに就職するのではなく、しっかりと目指す職種や業界の内情を知った上で就活に取り組むことを大事にしているからです。

その結果、未経験からインフラエンジニアを目指す20代の内定実績ではUZUZは業界No.1になることができました。また入社後の定着率も95%以上で、長く安定的に働かれる方が非常に多いです。(UZUZではブラック企業を徹底的に排除した求人をご紹介しています)

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ちなみに余談ですが、大人気となったテレビドラマ『逃げるは恥だが役に立つ(通称:逃げ恥)』に出てくる古田新太さん演じる沼田さんは、今回ご紹介したインフラエンジニアを仕事にしています。下記記事で沼田さんの仕事内容、平匡さんの所持する資格についてまとめていますので気になった方は以下記事をチェックしてください。

高視聴率を叩き出した大ヒットドラマ『逃げ恥』津崎 平匡の所持する資格ってどのくらい凄いの?沼田さんの『インフラエンジニア』ってどんな仕事?

参考書籍:

Shotaro Kawabata

株式会社UZUZ専務取締役。元第二新卒。鹿児島出身で高校卒業後、九州大学にて機械航空工学を専攻。大学院へは進学せず、住宅設備メーカーINAX(現:LIXIL)に入社。高校の同級生である今村からの誘いと自身のキャリアチェンジのため、UZUZ立ち上げに参画する。

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