既卒のための業界解説|制作会社(WEB、グラフィック)でデザイナーの業務内容まとめ

既卒のための業界解説|制作会社(WEB、グラフィック)でデザイナーの業務内容まとめ

これからの私のブログでは、様々な業界の営業や会社の現状について書いていこうと思います。ということで、本日はデザイン会社について書いていこうと思います。皆さんはデザイン会社、事務所と聞けば、どんなイメージをお持ちでしょうか?
「華やか」「おしゃれ」「かっこいい」「クリエイティブ」といったイメージでしょうか?
上記のイメージですが、大筋間違ってはいないです。実際にクリエイティブで華やかな仕事をすることはできます。ただ、そのイメージに反して泥臭い部分があるのも事実です。なので、今回はデザイン会社の苦労しているポイントにフォーカスします。
その生の現状を前職で体験してきた部分を盛り込みながらお伝えします。

小規模制作会社で働く上での大変さとは?Part 1

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まず、デザイン会社で起こっているお困りポイントは以下が代表例です。
1.売上げが安定しない。
2.クライアントの広告費や外注費が削減され単価が下がる。
3.様々な技術の発展により誰でもwebデザインなどに携われる様になり仕事が一昔前より減ってしまった。

それでは、デザイン会社のお困りポイントに触れたいと思います。
基本的に会社のお困りポイントは上記3つを見て頂けるとお分かりの様に売上げ(利益)に関する悩みです。(売上げがないと会社は存続できません)
何故、売上げにお困りの会社が多いかというと、デザイン業界は参入障壁が低く価格競争になりやすいからです。

1.売上げが安定しない

制作会社は、携帯料金の支払いの様に毎月の収入が確定しておらず、あくまでその制作物に対する対価での支払いなので売上げを安定するということが難しいです。

2.外注費が削減されている現状

私が前職時代にデザイン会社の社長さんにお伺いした話だと、一昔前なら100万でお願いしていた仕事が、半分程度の価格になったり、安定的に仕事を頂けていたクライアントからの仕事が激減したり無くなってしまったりという事が当たり前かの様に起こっているのが現状です。

3.一般人でも制作出来るようになってきた現状

近年では、デザイナーでない一般の方が自分で様々なソフトを購入し制作物が作れてしまいます。この事で外注する事がすくなくなり、より単価が下がったり、仕事が減ったりします。

入金ペースが遅いことにより生じる負のスパイラル

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それに加えデザイン会社を始め、様々な法人企業とのやりとりでは、皆さんが普段買い物をする様に「すぐにキャッシュの支払いはありません。」
基本的にご契約後の当月末締め○日払いなどキャッシュが会社に入るまで時間がかかります。デザイン会社の支払いのパターンとしては案件により異なりますが、実際の制作物を納品後支払いが発生する事が多いので、1つの仕事を100万で頂けても、そのお金が手元に入るのは制作物を納品後の支払いなのでより一層お金が手元に入るまで時間があります。(半年かかる案件だと入金はそれ以上先です)

入金が遅い事のデメリットがイメージ付かない方は給料で考えてください。自分の給料が入金が遅れたり、今の仕事に対する対価の支払いが数ヶ月先だと家計に与えるダメージは大きくないですか?
なので、入金のペースも遅く単価の下がり易いデザイン業界は常に「新しい仕事を早いペースで獲得しなければキャッシュが途切れます。」なので、同じ工数のかかる仕事が、一昔前の半額になろうが会社を経営する為に仕事を受けます。(別にクライアントはその会社に頼まなければという事はないです)

この単価は下がるが、工数は変わらない。しかし、仕事を受けなければキャッシュが無くなるという負のスパイラルに入り会社は困窮します。

営業代行会社に頼らざるをえない状況

じゃあ、営業すれば良くないか?という発想に至りますが、そう簡単にいかないのが現状です。
デザイン会社は10名程度の少数精鋭の会社がほとんどです。そんな中デザイナー以外に営業を専任で雇う余裕はありません。

なので、私が前職働いていた営業支援会社が登場します。前職で私が行っていたのは、デザイン会社の新規開拓の支援をしていました。具体的には、デザイン会社の差別化ポイント(特徴、実績、構成員、社長等)を洗い出しどのターゲットにどの様なニーズがあり、どの様な訴求の仕方をしていけばその会社に合った会社が開拓出来るか等の戦略作りから、電話営業代行の実働の部分を担っている業務をしていました。

上記の様に世の少数精鋭のデザイン会社は営業支援会社等の外部パートナーを活用しながら営業をしている会社もあります。つまり、技術の発達とクライアントの外注予算削減により厳しい状態に立たされているデザイン会社が多いです。(拡大路線で営業をしている会社も当然多くあります。)

「デザイナー職」!華やかなイメージだけで志望されていませんか?

以上がざっくりとですが、デザイン会社で起こっている生の現場感です。今回はあえて泥臭い部分や苦労されている部分を書かせて頂きました。なぜかというと、弊社の求職者の方でもご希望されることの多いデザインに携わるお仕事ですが、「クリエイティブ」「華やか」というイメージや憧れで志望されている方も多いので、あえて苦労されている部分を書きました。

今回は、会社のお困りポイントに触れたので次回は働いている人のお困りポイントに触れたいと思います。
既卒のための業界解説|制作会社(WEB、グラフィック)でデザイナーとして働く苦労とは?

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Naofumi Hieda

和歌山で18年間を過ごし、大学進学を機に上京。元第二新卒。新卒で営業代行会社に入社し、ベンチャー企業向けに新規開拓営業を担当。2013年にUZUZ入社し、現在は営業部長として主に営業チームの統括を担当。自身の転職活動経験を活かし、キャリアカウンセリングも担当。